「こうあるべき」に縛られやすい"昭和生まれ・40代女性"へ伝えたいこと

 「こうあるべき」に縛られやすい"昭和生まれ・40代女性"へ伝えたいこと
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井上敦子
井上敦子
2021-02-14
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そのままの自分、今ある環境に自分らしさがある

『自分らしく生きる』ことにフォーカスし始めたとき、多くが陥る考え方…それは今の自分ではない自分=『別の新しい自分』になろうとしてしまうことです。それは自己否定にも繋がってしまうので、前向きな自分らしさの追求にはなりません。自己探求は、今の自分を否定するのではなく、受け入れることから始まります。そのままの自分を認め、深めていく先に『自分らしさ』があります。自己受容とも言い換えられるこの考え方は、ヨガの考え方でもベースとなる考え方です。

仕事や家庭といった環境においても、まずは今の環境を認め受け入れることから始めます。いま目の前にある環境は担うべき役割があって与えられている環境なので、今ある環境の中でも自分らしさを培うことは出来るはずなのです。

たとえ今いる場所が自分にふさわしくないと感じていても、その環境が永遠に続くことはないので安心して下さい。やがて担っている役割を終えたとき、環境は自ずと変化をしていきます。大切なのは、『今の自分』を否定しないこと、別の新しい自分になろうとしないことです。そのままの自分で、自分らしさを追求していけたら良いですよね。

自分らしさも自由も、常に自分の内側にあるもの。誰にでも備わっているものです。もしも今の自分に窮屈さを感じていたり、自分らしく生きたいとう欲求に気が付いたのなら、そんな自分をまず大切にしてあげて下さいね。自分をないがしろにせず大切にしながら、内なる声に耳を澄ませていくだけで、自分らしさは花開いていくはずです!

シリーズ「#40代のリアル」では、ヨガ講師でご自身もプレ更年期真っ只中の井上敦子さんが感じた40代の心と体の変化を、リアルな言葉で綴ります。

ライター/井上敦子
20代前半、心身のバランスを崩していた時期にヨガに出会い、不眠症をヨガで克服した経験を持つ。30代半ばに勤めていた大手企業を退社し、ヨガ講師に転身。現在は、『眠りのヨガ』と呼ばれるヨガニードラを、古典的な手法に加え最先端の欧米の手法も深く学びながらクラスを展開している。15年間の会社員生活の経験から、現代人の抱えやすいストレスをリリースするクラスを得意とし、導者養成講座・コラム執筆・アプリ監修・海外リトリート主催など幅広く活動中。Instagram:@yoga_atsuko.inoue

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