3食食べるべき、食べ物を残しちゃいけないetc.40代にありがちな【食習慣の思い込み】を見直す

 3食食べるべき、食べ物を残しちゃいけないetc.40代にありがちな【食習慣の思い込み】を見直す
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井上敦子
井上敦子
2021-03-23

いつの間にか太ってしまった、胃がもたれやすくなった…40代は何かと食生活の悩みが増える年代ですよね。ここで本気になって食習慣を見直すべきだと感じるけれど、どうしたら良いか分からない、そんな方も多いのではないでしょうか?今回は40歳を過ぎたら見直したい食習慣の思い込みを、実体験を交えながら考えてみました。

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40代からの身体は自分の責任?

40代は身体のターニングポイントです。この時期をどう過ごすかが、この先続いていく人生の後半戦に大きく影響します。ヨガと兄弟姉妹といわれる伝統医学『アーユルヴェーダ』でも、人生前半の不調は持って生まれた体質が影響すると考えられているのに対し、人生後半の不調は今までの食生活などの生活習慣が大きく影響するのだといいます。そう、40歳を過ぎた身体は自分の責任なのです!

自分の身体に責任を持つということは、自分自身を大切にすることでもあります。この先も付き合っていく身体を大切に扱い責任を持つためにも、まずは食習慣を見直していけたら良いですよね。

それって必要?40代にありがちな『食生活の思い込み』

私は年に2回ほど、スリランカでヨガと食事療法による体質改善を目的としたツアーを開催しています(2020年度は中止)。このツアーのご参加の方は40代の方が多いのですが、この世代ならではの『食にまつわる思い込み』があると感じています。

もったいない精神

昭和生まれ世代には色濃く『もったいない精神』が根付いているようです。幼い頃から「出されたものは全部食べる!」と教えられてきた方も多いのではないでしょうか?私は大正生まれの祖母と同居していたのですが、「もったいない」は祖母の口癖でもありました。そのため以前はついつい、キャパシティ以上の量を食べてしまう癖があったように思います。

人間の身体は胃に食べ物があると、消化のために血液が胃腸に集中するようにできています。消化にエネルギーを使っている間、他の身体の機能は下がってしまうのです。お腹いっぱいに食べた後に頭がボーっとして眠くなる、夕食を食べ過ぎた翌朝は疲れが抜けないなんて経験は誰にでもあるのではないでしょうか?

大盛り
出されたものは全部食べないといけない、という思い込み。もちろん食べ残さないに越したことはないけれど、本当に食べられるのかを見直し、腹八分目の量をオーダーする、手をつける前に減らしてもらうなどの調整は大事です。

ただでさえ消化力が落ちていく40代は、特に食べ過ぎに要注意です!これもアーユルヴェーダの話ですが、食べ過ぎた物はアーマ(未消化物・毒素)となり身体に溜まると考えられています。身体の栄養になるはずの食べ物も、食べ過ぎると毒素となってしまう。腹八分目とよく言いますが、40歳を過ぎたら特にお腹いっぱいまで食べないことをオススメします。『もったいない精神』よりも、身体を大切にすることを優先させましょう。

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井上敦子

井上敦子

15年間の会社員生活を経てヨガ講師に転身。不眠症をヨガで克服した経験を持つ。リラックスが苦手だった経験から、ヨガニードラを通じてリラックスの本質を伝えるクラスを展開。週に8本のヨガニードラのレギュラークラスを持つ他、指導者養成講座やコラム執筆等ヨガニードラの普及に努めている。



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