「医師の何気ない言葉に涙」悩み多き世代【昭和生まれ・40〜50代女性】にもっとも必要なスキルとは

 「医師の何気ない言葉に涙」悩み多き世代【昭和生まれ・40〜50代女性】にもっとも必要なスキルとは
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井上敦子
井上敦子
2021-04-06

35歳~49歳の女性はマーケティング用語で「F2層」と呼ばれ、最も悩みが多い世代だと分析されているそう。なるほど!同世代の友人と話していても、悩みが増えているように感じるのは勘違いではないようです。更年期真っただ中の私も、憂鬱や不調を抱えながら生活しています。今回は、この悩み多き世代について考えてみました。

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アラフォーは「最も悩み多き世代」

35~49歳の女性を指す「F2層」。現在のF2層は団塊世代の子どもたちで、「団塊ジュニア」と呼ばれる世代です。日本の人口の1割ほどを占めるボリュームのある世代なので、マーケティングではこの世代の動向が注視されているそう。私は現在44歳ですが、中学校の頃は45人のクラスが10クラスもあったことを思い出します!

このF2層、マーケティングの分野で「悩みが最も多い世代」であるという統計が多くあるらしいのです。結婚や子育ての悩み、将来への不安、更年期、アンチエイジング…また「就職氷河期」世代でもあるので職の悩みも多いとのこと。一昔前は一般的に「主婦層」だったこの世代ですが、ライフスタイルが多様化したことで独身を選ぶ人が増えたり、子供を持たない人が増えたり、悩みも一様にまとめることが出来ないという特徴もあるようです。

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40代50代は「悩み多き世代」photo by Adobe Stock

医師の一言に思わず涙が

私自身、40歳を過ぎたあたりから悩みが増えたように感じています。正直に言うと、経験を積んできた40代はもう少しラクに過ごせると思っていました。仕事のキャリアもそれなりに積んできた気がするし、恋愛の仕方や傾向も分かってきたし、若い頃より自分への理解も深まったし。知識や経験という意味では、この先の人生を生きていく道具みたいなものを集めてきたつもりでした。

しかしながら、その集めてきた道具が役に立たない場面に最近多く出くわすのです。予想外!人生初めて!どう対処したらよいのか分からない!という場面です。先日、めまいがあって病院に行った時のこと。検査の結果を見た50代と思われる男性医師に「生理はまだあるようだけれど、ホルモン値はもう閉経レベル以下だよ。自律神経がガタガタなのは当たり前だし、言葉は悪いけれどもう枯れちゃったということ」と言われ…しばらくボーゼンとしました。「枯れている」なんて男性に言われたのは初めてだし(ハラスメント防止が基本になった時代にそんな言葉を使う人がまだいるということにも驚き!デリカシー問題は根深いです)閉経を意識したのも初めて。44歳ってそういう年齢だっけ?枯れたとか言われたくない…。駅へと向かう道で医師の言葉の意味をぼんやりと思い出しだしながら、なんだか泣けてきました。

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井上敦子

井上敦子

15年間の会社員生活を経てヨガ講師に転身。不眠症をヨガで克服した経験を持つ。リラックスが苦手だった経験から、ヨガニードラを通じてリラックスの本質を伝えるクラスを展開。週に8本のヨガニードラのレギュラークラスを持つ他、指導者養成講座やコラム執筆等ヨガニードラの普及に努めている。



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