美しさは育てるもの?歳を重ねても美しい人たちに共通していること【40代のリアル】

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美しさは育てるもの?歳を重ねても美しい人たちに共通していること【40代のリアル】

井上敦子
井上敦子
2022-01-20

「美しさ=若さ」といった価値観がまだまだ根強い日本。一方で、年齢を重ねてもなお美しく輝いている人たちもたくさんいます。ではなぜ、そういった人たちは美しく見えるのでしょう?どんな秘訣があるの?今回は年齢を重ねた人たちの「美しさ」について考えていきます。

美しさは育てていくもの

20歳の顔は自然の贈り物。50歳の顔はあなたの功績

という、フランスのファッションデザイナー ココ・シャネルの有名な言葉があります。生涯美しさを追求し続けた彼女の言葉には、時代を超えて共感を呼ぶ真実が隠されているように思います。

50歳の顔が「功績」だとするのなら、それは努力や意志によって築き上げられたものだということ。年齢を重ねてからの身体や顔の美しさは、自分の力でつくり育てることができるということでしょうか。そこにはきっと、生き方がそのまま反映されている。そう考えてみると、何歳になっても美しさに対して前向きでいられる気がしてきます。

私は幸いにもヨガ講師として、40代を過ぎて輝きを増していく人・変貌を遂げていく人の変化を側で見る機会に恵まれています。同世代や年上の女性が美しさに向き合う姿はとても勉強になるし、刺激にもなる。そんな彼女たちにはいくつかの共通点があるように思います。あくまでも私の見解ではありますが、それがどんな共通点なのかお伝えできたらと思います。

①「若くない自分」を受け入れる覚悟を持っている

鏡に映る自分の顔を見て、老けたと感じてしまう時のなんともいえない気持ち。写真に写った自分を見て、思わず目を背けたくなるあの気持ち・・・。そんな「若くはない自分」を認識する瞬間は、きっと誰にでもあるものでしょう。

歳を重ねても美しい人に共通していえることは、「今の自分を受け入れている」ということです。若さにこだわり過ぎたり、アンチエイジングに必死になったりせずに、今の自分を受け入れている。特に美意識の高い人は若さに執着しやすい傾向があるように思いますが、その執着を潔く手放し、今の自分をそのまま生きる覚悟のようなものを持っている。更に「若くはない自分」を楽しめる余裕があったら素敵です。

②身体の変化に敏感

美にこだわっている人は、身体の変化に敏感です。「気が付いたら3キロ太っていた!」というようなことは恐らくないはず。ヨガをはじめとするエクササイズを日常的に行っていると身体ラインの変化に敏感になりますし、セルフマッサージなど身体メンテナンスをコツコツとしていれば疲れや衰えを察知出来るようになります。あれ?変わってきたな・・・と思ったら早めの対処をする。そうしてコツコツと美しさをつくっている。その敏感さを持っている人は自己管理も得意なので、身体も心も「ガタっと崩れる」ことが少ないように感じます。

③姿勢が良い

姿勢の良さは、美しさの最大の秘訣だと思っています。姿勢が良い人は美しく見えると、誰もが気が付いているのではないでしょうか。私は職業柄道行く人の姿勢を観察する癖があるのですが、姿勢が良い人には人を惹き付ける力があります。また、40歳を境にかなり差が出るところでもあると感じています。

姿勢の良さを保つのには、日々のコツコツとした積み重ねが必要です。残念ながら努力なしでは、姿勢の良さは身につきません。最初のうちは一日に何回も姿勢を意識し、姿勢を保つために必要な筋肉を使えるようにしていきます。やがて自然に姿勢の良さが保たれるようになりますが、それでも継続的に姿勢を改善したり癖をなおしたりする必要があります。つまりずっと努力を必要とするのですが・・・「背筋をシャンと伸ばすのが気持ち良い!」と感じられたら努力も快適さに変わっていくでしょう。

④適度な運動をしていて巡りがよい

肌のくすみが気になる、血色が悪い、顔や下半身のむくみが取れない・・・年齢と共にそんな悩みが増えていくものです。適度な運動は、これら全ての悩みを解決してくれる最強の方法だと思っています。私は毎日ヨガの練習をしていますが、練習後は肌のトーンが明るくなるし、むくみも取れてスッキリします。効果が顕著にあらわれるからとても嬉しい!運動は自分でできる最大の美容法だと、歳を重ねるごとに実感するのです。

適度な運動を習慣にしているか否かは、美しさを保つ上でとても大切なことです。姿勢を良くするためにも、そのために必要な筋肉をつけるためにも大事。ストイックになりすぎず、頑張りすぎず、コツコツと毎日継続できる運動方法をぜひ探って下さい。 

⑤自分を愛している・大切にしている

最後に、一番大切だと思われることを。ココ・シャネルの「あなたの功績」という言葉に立ち返ると、身体も顔も年齢を重ねるほど「どう生きてきたか」が重要になってくるのだと思います。生まれ持った造形より、自分で作り上げてきた部分の比重が大きくなる。そこで、自分を愛せているか?大切にしながら生きているか?ということがカギになってくるのではないでしょうか。愛していないもの・大切にしていないものに美しさを見出すことは、おそらく不可能だからです。

更に逆の視点から考えてみると、美しさに向かって取り組んでいるうちに自然と自分を大切に出来るようになることもあるかも知れません。ヨガのクラスでも身体と向き合っているうちに、自分の身体を愛しく思えてくるということがよくあるものです。現時点ではさほど自分の身体や顔が好きでなくても、コンプレックスがあったとしても、まずは大切に扱おうとぜひ試みて下さい。あなたの美しさは、きっとそこから育っていくはずです。

30代の頃とはまた違った、40代以上の美しさ。それは、自分の身体と心に責任を持ち、愛し慈しむ中で育まれるものなのかもしれません。

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井上敦子

井上敦子

15年間の会社員生活を経てヨガ講師に転身。不眠症をヨガで克服した経験を持つ。リラックスが苦手だった経験から、ヨガニードラを通じてリラックスの本質を伝えるクラスを展開。週に8本のヨガニードラのレギュラークラスを持つ他、指導者養成講座やコラム執筆等ヨガニードラの普及に努めている。

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