39歳という年齢が、自分の中での大きな枷になっていた。女性の40歳って、どんな年?【発酵適齢期】

 39歳という年齢が、自分の中での大きな枷になっていた。女性の40歳って、どんな年?【発酵適齢期】
発酵適齢期
高木沙織
高木沙織
2023-01-20
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「40歳」に囚われている自分

これはまだ、39歳初期の頃の話。

私は、39歳という年齢が、自分の中での大きな枷(かせ)になっていました。
30代の終わりに向けて、体の変化が“激動”と言わんばかりだったことが大きいです。体は、着々と40代への準備をしていく一方で、心が一向に追い付かないんですよね。そのアンバランスさがとにかくしんどくて、毎晩ベッドの中で「40歳 女性」から始まるいろいろな単語を入力しては、ネット記事を読み漁っていました。

「年齢はただの数字」という人だって、たくさんいる。かつての自分も、少なからずそう思っていました。
ところが、自分のこととして受け入れるのは、容易ではないようです。
そのせいか、よくこんなことを口にするようになっていました。

相手:「高木さん、おいくつですか?」
私:「40の年です」

って―。

まだ、39歳になって数ヶ月しかたっていないのに。
これには、春生まれの同級生は、早くも40歳になっていること。「39歳です」と答えたところで、残りわずかな30代にしがみついていると思われるのではないかということ。この2つの心理が働いたのでしょう。
2年前から小説を書かせてもらうようになり、いろいろな意味で想像力が豊かになりすぎました。

さて―。

結婚は? 子どもは?

少し前までよく聞かれていた質問ですが、最近ではさっぱり。
周囲からの期待度みたいなものが下がっているのだろうな、と悲観的になります。
仕事は順調とはいえ、もっと活躍している同世代の女性はたくさんいる。
生き方の多様性が進むなか、これから自分が何を選んでいくのかがイマイチつかみきれない人は、私だけではないはず。

そうそう、どうやら世間一般的に40代の女性というのは、成熟した大人の女性だと思われているようですね。
ちなみに私は、熟した感ほぼゼロ。もし熟したとしても、いつかは傷んでいってしまうのなら、“発酵”したい。
発酵なら、緩やかに時間をかけて、うま味を増し続けていくことができるから。そのうえ、人に有益な働きをもたらすのだから素晴らしい!
私にとっての40代は、“発酵適齢期”にしよう…と、今は少しずつ上向いた気持ちで思うのです。

と、この話はここまで。
次回は、大人の女性として、一度は受けておきたい“あの検査”について―。

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高木沙織

高木沙織

ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。



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