【発酵適齢期】妊娠・出産のタイムリミットに焦る38歳。自分の健康状態を知るために受けた検査とは…

 【発酵適齢期】妊娠・出産のタイムリミットに焦る38歳。自分の健康状態を知るために受けた検査とは…
高木沙織
高木沙織
2023-03-16

今回のテーマは、「婦人科検診」。シングルの女性にとっては敷居が高く感じるかもしれない「ブライダルチェック」。ブライダルチェックには結婚や妊娠・出産を控えた女性のための検査だけでなく、もう1つの意味があると知れば、受診しやすくなるかもしれません。

広告

こんにちは。ライターの高木沙織です。

第2回目の『発酵適齢期』、テーマは婦人科検診について。

女性特有の病気の有無―。これまでも頭の片隅にあったのだけれど、「自分の健康状態をきちんと知っておきたい」はっきりとした意思を持ってそう思ったのは、30代も終わりが見えてきた38歳のときでした。そんなわけで、話は1年と少し前にさかのぼります。

妊娠・出産のタイムリミットに焦る38歳

今から1年と少し前。30代最後の年・39歳を迎える前の私は、ひどく焦っていました。なにに焦っていたのかというと、もうオブラートに包まずはっきり言います。「妊娠・出産のタイムリミット」に、です。

一般的には、35歳以上での初めての出産を高齢出産というけれど、私はすでにその年齢プラス3歳(当時38歳)。年齢を重ねるごとに、少しずつ妊娠の確率が下がっていく。それだけでなく、妊娠したとしてもさまざまなリスクが高くなる。自分がそういう年齢なのだとわかっていても、1人では「じゃあ、今すぐに」というわけにもいきません。だからといって、そのためだけにパートナーを探すのも自分のなかではちょっと違うし、そもそもこのご時世だし。

いつ、なにが起こるかわからないコロナ禍で、まず守らないといけないのは1人の生活。収入を減らすわけにはいかない。貯金もなるべく切り崩したくない。その一心でがむしゃらに、頭痛や肩こり、肌荒れ、目の下のクマにも耐え、休みも取らず、お世辞にもキレイとは言い難い姿で仕事に心血を注いでいたある日。こんなことを言われました。

「仕事は順調そうだし、こうなるともう彼氏や旦那はいらないって感じだね」

私からすると、「え? どうなると?」です。目からうろこどころか、魚が1匹飛び出したかと思いました。だって、ぜんっぜん…そんなことはないし、考えたこともなかった——。仕事は好きだけれど、プライベートも大事にしたい。だけど、まわりからはそんなふうに見えなかったのだと思います。こういうところのバランスの取りかたみたいなものが、いつまで経っても上手くならない。ところが、いつからかそれを利用するようになっていた自分がいるのも事実。「仕事に生きる人」なら、心の内にある妊娠や出産に対する焦りを隠すことができるから。

これから子どもを産むのか。それとも産まないのか。
考えたところで、どちらとも決めることができません。それなのに、体のタイムリミットが刻一刻と近づいてきます。焦燥感は募るばかり。

ちょうどその頃、2年に一度は受診していた子宮頸がん検診をしばらく受けていなかったことに気づきます。もうすぐ39歳。ここで、しっかりと今の自分の健康状態を知っておく必要がある——。というか、向き合わなければいけない。そこで、予約をしたのが「ブライダルチェック」でした。

広告

AUTHOR

高木沙織

高木沙織

ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。産前産後ヨガインストラクター資格、Core Power Yoga CPY®、筋膜リリースヨガインストラクター資格を保有。



RELATED関連記事