白髪との向き合い方に悩む40歳。「ありのままの自分」を受け入れられない現実【連載 #発酵適齢期】
気づけば増えている白髪に、戦々恐々…。今回は、白髪について今思うことをお話していきます。
手鏡の中から、こんにちは。ライターの高木沙織です。
「なぜ手鏡?」なのかというと、今ワタシ…鼻の穴を奥の奥までチェックしているんです。こんなタイミングで、すみません。さて、どうしていきなり鼻の穴なのか。疑問に思ってくださった方もいると信じて続けていきますが、正確にいうと鼻毛に白髪がないかを確認していました。
第4回目の『発酵適齢期』、今回のテーマは白髪です。
急上昇ワードは「白髪」
2023年に入り、早5ヶ月ちょっと。あれこれ振り返ってみたけれど、自分の中での急上昇ワードは間違いなく白髪です。白髪一択! 友人や知人、仕事関係の方とも白髪トークを繰り広げてきました。電気代の高騰やWBC優勝、ヒット中のドラマ…、ほかにももっと話すべきことはあっただろうに。よくもまあ、ここまで白髪の話をしてきたなと思います。それほどまでに、白髪が気になるっ。気にしすぎているせいか、なんだかここにきて一気に増えた気がしています。
出会いは36歳のとき
白髪と私の出会いは、忘れもしない4年前——。あれは、表参道で開催されるワイン会なる華やかなイベントにお呼ばれした日のことでした。会場に入る前、まるでパリの宮殿のような煌びやかな化粧室でヘアスタイルをチェック。「ここ、もう少し毛束を引き出そうかな」と、ほんの軽い気持ちで左うしろ・頭頂部寄りの髪をつまむと、キラリと光るものが鏡に映ったような気がしたんです。
糸? ゴミ? まじまじと見てみると、まさかの白髪でした。目を疑うし、動揺しますよね。初めての白髪って。そのせいか、やってはいけないことだけれど…咄嗟にブチッ。ロココ調の素敵な洗面台の前…手のひらに乗る白い髪の毛が脳裏に焼きついて、そのあとのワイン会は気もそぞろ。
それからというもの、自分で確認できるかぎり4本の白髪とともに生きてきました。これまでは2ヶ月おきにしていたカラーリングも、1ヶ月半とたたないうちにするようになったり、ハイライトを入れて白髪の存在を自然になじませようとしたり(どちらも髪へのダメージが大きい!)。これ以上白髪を増やさないように、食生活には気をつけてきたし、黒い食材やら卵やら、ナッツなんかがいいと聞けば積極的に取り入れて頑張った!
ところが、40歳を迎えた今。4本だった白髪が、着々と仲間を増やしているではありませんか。しかも、パッと見てわかる表面や顔まわりより、後頭部の髪をめくったところにいるからいきなり増えた感があって絶賛戦慄させられ中。根元から切ろうにも見えにくいし、カラーリングが退色していてもわかりにくいから、うしろから見られることが怖くなっちゃう。バックハグだって、ドキドキの意味が変わってきます。
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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