白髪との向き合い方に悩む40歳。「ありのままの自分」を受け入れられない現実【連載 #発酵適齢期】

白髪は鼻毛から…なの？

先日のこと。数年ぶりに再会した知人と、例に漏れず白髪の話になりました。彼は、30代半ば。ツーブロックの刈り上げている部分に白髪がでてきて目立つから、こまめに美容院に行ってカラーリングをしているそう。彼がまだ20代だった頃から知っているだけに、大人になったね…なんて感慨にふけっていたのだけれど、もっと衝撃だったのが「鼻毛にも白髪が生えてきた」のひと言。

失礼を承知で言うけれど、鼻毛が白髪になるのってもっとこう年齢が上で…。そう、真っ先に思い浮かんだのは、私の祖父の鼻の穴。思わず耳を疑いました。でもね、これもまたネットで調べたことだから確かな情報ではないけれど、「体の中で1番最初に白髪になるのは、鼻毛」みたいなことが書かれていたりもするわけです。それで、私も定期的に鼻の穴の中を手鏡でチェックするように。いらない情報かもしれないけれど、今のところ鼻毛はセーフ。

白髪といっても、原因はさまざまだし、人によって生える年齢や場所、増える速さだって全然違って当たり前。人から「白髪が生えてきた」と聞いても、「そうなんだ」と思うくらい。白髪なんて別に珍しいものでもなければ、お年頃になれば「あるよね」なものだから、きっと私が白髪の話をしたときの相手も同じような気持ちなんだと思う。そうと分かっていても、いざ自分のこととなるとそれはもう一大事なわけ。

前に、「沙織さんはグレーヘアになっても似合うと思う」と言われたことがあります。これは、ちょっと嬉しかった。老いた自分を先取って受け入れてもらえているような気持ち。ヨガ的に言うところの「ありのままの自分を受け入れる」に、私も倣いたい。そうすれば、ここまで白髪に支配されることはないんだろうけれど、難しいよな～。カラートリートメントってどうなんだろう…？と、まだまだ白髪に抗いたい気持ちでいっぱいです。…ヨガ、してきます。

それではまた、第5回で。