大人のVIO(アンダーヘア)医療脱毛、かかる費用や期間って?【連載 #発酵適齢期】
聞きたいけれど聞きにくい、アンダーヘアの話。今回は、大人の医療脱毛についてざっくばらんにお話していきます!
こんにちは。ライターの高木沙織です。
第3回目の『発酵適齢期』、テーマはアンダーヘアの脱毛について。いくら親しい間柄の友人であっても、ストレートには聞きにくい「VIOの毛、どうしてる?」問題。デリケートな話題であるだけに、大人世代にもなるとなおさら口にしていいものか悩んでしまいますよね。じゃあ、そもそもVIO脱毛って、誰のために・何のためにするの? 必要性の有無、答えはそこにあるような気がします。
VIO脱毛の必要性は、今の自分が快適に過ごせているかどうか
ここ数年でよく耳にするようになった、将来に備えた脱毛。妊活脱毛や介護脱毛が、その一例。もちろん、来るべき日のために準備をしておくのはいいことだけれど、目的は本当にそれだけ?
これは、光脱毛もブラジリアンワックスも、医療脱毛も経験済みのハイジニーナ(VIOを無毛にする状態)の私の持論。「VIO脱毛って、結局のところは今の自分が快適に過ごすため」のものであっていいんじゃないでしょうか。
例えば介護脱毛を考えるにしても、それっていつのこと? 決してマストではないですよね? アンダーヘアがあると、排泄介助がしづらくなるというのは確かかもしれないけれど、介護士の方々はそこに毛があろうがなかろうが清潔に保つ技術を持っていてくれるはず。実は数年前、VIO脱毛について語る機会があったとき、「介護脱毛の目的でもある」と答えたことがありました。好きでハイジニーナにしているのに、少数派であることからどこか恥ずかしく思ってしまったのかもしれません。それで、あたかも将来のためのようにつけ加えたんですね。結果として将来のためにはなるかもしれないけれど、当初の目的はそうではなかったのに…とひとり反省会をしたことを覚えています。
つまり、何を言いたいのかというと、遠い未来のことよりも今自分がどう感じているかを優先するのが大事だということ。私の場合は、Tバックを履くときの自己処理が面倒だったし、生理中の不快さを軽減したかったから、ハイジニーナにして大満足。今は堂々とこう言っています。反対に、もし面倒さや不快さを感じていなかったら、お金も時間もかかる脱毛をしていなかったでしょう。
…と、ここで出てきたお金の話。最近は、医療脱毛もそこまで高額ではなく、今のところかかった費用は15万円前後でしょうか。次に時間。私の脱毛はまだ完全に終わったわけではなく、現在進行形です。そう、脱毛が完了するまでには長~い時間がかかる! これも、今まさに脱毛するかしないか迷っている大人世代の方は、念頭に置いておく必要があるかもしれません。
VIO脱毛が終わるまでには時間がかかる
体のほかの部位の毛と比べても、太くて生命力が強いアンダーヘア。それゆえに、脱毛の効果を実感するまでにはとにかく時間がかかる。ハイジニーナにする場合は特にそうで、3ヶ月おきの照射を8~10回以上するのが一般的なのだとか。単純に計算してみても、1年に4回照射。8回照射が終わるまでには、最低でも2年はかかる(個人差はあります)ことになるんです。長っ!
そのうえ、毛周期やら何やら。さらには、生理期間中は肌トラブルを避けるために照射不可なクリニックもあったりすることから、完全にアンダーヘアをなくすには長期戦を避けられません。毎回そこそこ痛いし。ちなみに、私のVIO脱毛年表を見てみるとこんな感じ。
<VIO脱毛年表>
20代前半:I・Oのみを光脱毛(Vははじめの1回だけ照射)
30代前半:I・Oのアンダーヘアが復活
30代前半:ブラジリアンワックスに挑戦→ワックス脱毛でハイジニーナの快適さを知る
37歳:医療脱毛に切り替えて、VIOの脱毛開始
そして、40歳になった現在。近々、14回目の照射を控えているところです。もともと光脱毛で毛質は細く、毛量も少なくなっていたとはいえ、それでもまだうっすらと生えてくるのが現状。夏の日焼けで3ヶ月間+α照射不可になったことや、コロナ禍で通院を控えていた時期があったことで、やや時間がかかってしまっているけれど、ようやくゴールが見えてきた感じ。これには、ホッと一息。
というのも、アンダーヘアが白髪になると、医療脱毛では効果が得られないから。アンダーヘアの白髪は40歳以降に出はじめることが多いらしく、そうなる前に完了したいというのも面倒くさがらずに通っている理由のひとつかもしれません。昔は、脱毛のことでこんな悩みはなかったのに。だからもし、同年代で「医療脱毛をするかどうか迷っている」という人で、7割やりたい感じだったら、「行っちゃえ!」と力強く背中を押すと思う。ハイジニーナにはしなくてもいいわけですしね。
最後に…。「ハイジニーナって、見られたとき恥ずかしくない?」については、まったくの私感ですが全然恥ずかしくありません。仮にもし温泉に行ったとしても、デリケートゾーンを凝視されることはないかと。あったとしても、「あ、脱毛してるのね」くらいに捉えてもらえるかと。保湿をしっかりして黒ずみ対策をすればツルッとしたキレイな肌を保てるし、まぁ自己満の世界かもしれませんが―。
それではまた、第4回で。
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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