「パートナーとこのままでいいのかな…」そんな時に考えたい心理学的教えとは?
「今」に意識を向ける
悩む背景には、「この先、自分がどうなっていくの?」という不安な感情があります。過去の出来事や予想できない未来について考えると、思考も「~でなくてはいけない」「~すべき」という【0か100か思考】になりがちに。そんな時はぜひ「今」に意識を向けてみてください。
私たちはどうしても、できていないことや欠点に目が行きがちですが、できていることやうまくやれていることもあるはずです。「今」に意識を向けることは心理学的に「マインドフルネス」と呼ばれ、不安などのネガティブな感情や思考を低減させることに役立つと言われます。
先のことを考えたり、周囲の人たちと比べると、自分にはまだ足りないような感覚に陥ることもあるかもしれません。しかし、実際はどうでしょうか?恋愛の形は人それぞれ。『今』に目を向けられていたら、そんな感覚も薄まっているかもしれません。
恋愛は人生において、重要度が高いもの。もちろん状況によっては恋愛に対する考え方を変えたり、終わらせなければいけないことも選択の一つになりえるでしょう。でもその前に、自分の感情や思考を整理するだけでも相手との向き合い方に対して新たな見方が生まれるかもしれません。ぜひ今の自分たちの関係に意識を向けてみてください。そして、2人が納得できる恋愛の形が見つかることを願っています。
ライター/南 舞
臨床心理士。岩手県出身。多感な思春期時代に臨床心理学の存在を知り、カウンセラーになることを決意。大学と大学院にて臨床心理学を専攻し、卒業後「臨床心理士」を取得。学生時代に趣味で始めたヨガだったが、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングと近いものを感じ、ヨガ講師になることを決意。現在は臨床心理士としてカウンセリングをする傍ら、ヨガ講師としても活動している。
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