男性が抱く体型への劣等感…自己否定し続けてきたヨガ講師が伝えたいこと

 男性が抱く体型への劣等感…自己否定し続けてきたヨガ講師が伝えたいこと
BETH FERRARO (THE ART ISLAND)
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ヨガと出会い、変化が起きた

5年前、友人が私をビクラムヨガのクラスに招待してくれた当時、私は新しいエクササイズの習慣を探していました。

私は暑くて湿度の高い環境が苦手なので、湿度40%気温40度の部屋でヨガをプラクティスするというのは、私にとって理想的なトレーニング環境とは真逆の状況でした。それにも関わらず、私の友人は根気強く親切に励ましてくれたので、試しに参加してみました。私は汗を掻くほどの暑い部屋で慣れない姿勢を取ることに不安を感じました。

しかし、スタジオに着くとその恐怖は穏やかに消えました。そしてそこにはよく鍛えられた体つきの6〜7人の男性がシャツを着ずにマットの上に何気なく座っていました。私はすぐに彼らと自分を比較し始めました。自己嫌悪の感情が芽生え始めました。筋肉のない柔らかい上半身をさらすことに不安を感じました。彼らが頭を振って、醜い私の姿をあざ笑うのを想像しました。

私は恥ずかしくなって、体を隠そうと毎回ぴったりとしたTシャツを着るようになりました。3か月ほど経ったある日、先生が私のトライアングル・ポーズをほめました。他人が自分のことを見ていると思うと有頂天になりました。褒められた瞬間、クラスの誰一人私のお腹になど注目していないということに気がつきました。

自然に腹部を意識するポーズをする際には、自分がどう見られているかではなく、もっと自分の動きに重点を置き始めました。私はゆっくりと自己判断することなく、動き始めました。私は自分の体にもっと寛容になり、それによって、戦士のポーズIIIや頭を膝につける立位ポーズなど挑戦的なアーサナをする際に自信が持てるようになりました。

2016年には2年間、週5日ホットヨガのプラクティスを継続し、段々とヨガをする自分に自信を持てるようになりました。暑い環境に一呼吸置いて、何か新しいことを試してみたくなりました。全く系統の異なるワークショップに参加したことをきっかけに、新たなヨガスタジオで定期的にヴィニヤーサ・フロー、陰ヨガ、リストラティブ・ヨガを習うようになりました。

自分のプラクティスの幅を広げたことにとても満足感を得ました。そして、弁護士としてフルタイムで働きながら2年間、4人のヨガティーチャーの元、3つのヨガを学ぶ中、ヨガの新たな側面をいくつも発見しました。そして2017年9月には一週間にいくつものヨガクラスを指導する立場になりました。

個人として大きく成長することができましたが、かつてのネガティブな思考パターンは簡単に再発しました。その年のある午後、同僚に私の新たな趣味についてカジュアルに話しました。「興味深いわ。あなたがヨガを教えるなんて想像もしなかった」と彼女は言いました。

すると簡単に自信が打ち砕かれたのです。私は彼女にその言葉が何を意味するのかは聞きませんでした。私は彼女が私のような見た目の人間がヨガティーチャーになれるなんて信じられないという意味で言ったのだと思いました。

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by MATTHEW LYONS
Translated by Hanae Yamaguchi



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