太っていたらおしゃれを楽しめない?プラスサイズという選択肢|吉野なおの#ボディポジティブな生き方

Nao Yoshino

太っていたらおしゃれを楽しめない?プラスサイズという選択肢|吉野なおの#ボディポジティブな生き方

吉野なお
吉野なお
2020-05-16

あなたは、今の自分が好きですか?「もう少し痩せたら好きになれる」「もう少し胸が大きかったら...」そんなふうに、今の自分ではない"理想の自分"ばかり追い求めて、理想と違う"現実の自分"を傷つけていませんか? 「ボディポジティブ」とは、ありのままの自分の体型や外見を受け入れようというもの。欧米を中心に世界的な盛り上がりを見せています。ヨガジャーナル オンラインでは、プラスサイズモデルの吉野なおさんによる「ボディポジティブ」をテーマにしたコラム連載がスタート!「痩せていた頃の自分より、今の自分が好き!」そんな吉野さんが考える「ボディポジティブな生き方」とは。

2013年から始まったLサイズ女性向け雑誌『ラ・ファーファ』の創刊と共に、私のプラスサイズモデルとしての活動が、今年の春でちょうど7年になりました。

過ぎてみるとあっという間でしたが、7年前と今では変わった物事が実はたくさんありました。今回は、日本のプラスサイズ(大きいサイズ)事情の変化を私なりの視点でお話していきたいと思います。

自分には、おしゃれが許されない気がしていた

ラ・ファーファが誕生する以前、大きいサイズのファッションについて、まとまった情報を探すことは私にとって一苦労でした。

今から20年ほど前でしょうか。中学生になり、おしゃれを意識し始め友達と買い物に行くようになった私は、自分の着れるサイズの服が普通のレディースのお洋服屋さんでは買えないことに傷ついていました。

それはまるで「あなたは存在してはいけない」「あなたは存在していないはず」と言われているようで、疎外感を感じてとても居心地の悪かったことをよく覚えています。

家庭科の必修授業でキュロットパンツを作らなくてはいけなくなった時は、先生にこっそり呼び出され、私に合うサイズの型紙が無いことを申し訳なさそうに告げられました。そうして仕方なく自分には履けないサイズのキュロットパンツを縫い上げたこともあります。

周りには私ほど太っていた同年代の女性がいなかったので、洋服の悩みを友達に相談することもできず、インターネット上の数少ない情報交換掲示板を探しては、こっそり書き込みを覗いたりしていました。

当時から『デパートやショッピングモールなどには大きいサイズの服屋さんがある』ということは認識していたものの、何だかお店に入るのが恥ずかしかったり、置いてあるものがミセス向けだったり、そもそも当時はまだ洋服の値段が今より高かったのに、普通サイズの商品よりさらに高い値段の大きいサイズの服を買いに行くことはハードルが高いことでした。

数え切れないほどある女性ファッション誌を見ても、自分のように太った女性がモデルとして出てくることは無く、アイテムのサイズ幅については、あっても時々Lサイズ(しかも靴など)まで、ということが当たり前でした。たとえフリーサイズと表記されていても、私にとってはフリーではありませんでした(笑)

とにかく、自分が現実的に参考になるファッション誌が無かったのです。

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