カテゴライズなんて無意味!"個人の生と性"に目を向ける時代へ/キレイな人の脳内 #2 小原ブラス
「生まれはロシア、育ちは関西、舞台は東京」——ブルーの澄んだ瞳、陶器のような肌、そしてスラリとした佇まい。そんなノーブルなルックスと知的でウィットに富んだ意表を突く関西弁トークで、18歳の時にインターネットテレビ「ニコニコ生放送」で一躍注目を集めた“ロシア系関西人”小原ブラスさん。今やTOKYO MX「5時に夢中」などのTV番組やコラムニストとして多方面のメディアで活躍する一方、大阪育ちのロシア人モデル・中庭アレクサンドラさんとのユニット「ピロシキーズ」でユーチューバーとしてもフォロワー急増中だ。そんな彼の素顔に迫るべく、美容やプライベートから現在の情勢のことまで10問10答を投げかけてみた。
ーー透き通るようなブルーアイと肌がキレイですが、美容面と健康面で気をつけていることは?
本当は大御所女優さんのように「これといって何もしていません」と言いたいですが、気取っていると思われそうなので(笑)、僕なりに行き着いた肌ケアについてお答えします。僕はちょっとしたことですぐにニキビが出来たり荒れやすい肌質なのですが、色々試した結果行き着いたのは「やらなさすぎない。やりすぎない」です。肌荒れに悩んでいた時期には、高級化粧品を買ってあらゆるケアを繰り返しましたが改善せず、あえて水で洗うだけで何もしないという肌断食も試しましたがそれもダメ。結局今は洗顔後には、保湿クリームを塗るだけというケア方法で落ち着きました。
ですが、どんな肌ケアよりも肌に良い影響を与えたのは睡眠です。毎晩スマートウォッチをつけて寝て、睡眠時間を記録していますが、「深い睡眠」時間が長く計測できる時は本当に肌の調子がいいのです。長く寝てもお酒を飲んだ日の睡眠は「深い睡眠」が少ない。自分なりにどんな寝方をしたら深い睡眠ができるのかをあれこれ試して、「深い睡眠」の時間を確保することを意識しています。あと、ビタミン豊富な食事が大切だとよく言われますが、僕の場合はタンパク質が大事でした。肌の調子を整えるのはビタミンと言われますが、肌を作るのはタンパク質。もともと筋トレのために高タンパクな食事をとるようになったのですが、そうすると深い睡眠もよくできるし、肌の調子が良くなってきたのをみるみる感じました。タンパク質なくしてはビタミンも無力だということですね。
2019年の夏からパーソナルトレーニングジムに通っています。それまで筋トレやスポーツとは縁がなく、当時の体重は58キロ。174センチの成人男性としては痩せすぎな体型だったこともあり、近所の子供たちに「白河童」とあだ名をつけられてしまいました(笑)。毎朝起き上がる時も筋力がなかったせいか「どっこいしょ」と言っていたのを覚えています。これではダメだと思ったのがきっかけとなり、体重を増やすことを目的に主に筋力トレーニングをしています。今では体重も10キロ以上増え、信じられないくらいに体が軽くなりましたよ。トレーナーにはヨガなどと併用することで、筋トレの効率化につながるとアドバイスをいただいているので、ヨガにもトライしてみたいですね。
ーー「ロシア系関西人」は5歳の時に日本に移住したそうですね?
僕が生まれたのは、ソ連が崩壊して半年後のことでした。まさに経済も社会も崩壊し国中が混乱に陥っていた時期です。国の崩壊がきっかけとなり、多くの家庭が崩壊しました。僕のロシアの家族もその例外ではありません。経済的に窮地に立った時、ロシア人の母と父の考えは一致せず、それがきっかけで離婚をしました。崩壊をしたばかりの国で(僕を引き取った母が)シングルマザーとして子供を育てることがどれほど大変なことかーー想像してみて下さい。本当に並大抵のことじゃないんです。母は僕を祖父母に預け、半年間の出稼ぎのために日本に行きました。そして一人で旅立って行った母は、日本の男性と二人でロシアに帰ってきました。それが僕の新しい父親だったわけです。
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