コンプレックスは外からやってくる|プラスサイズモデル吉野なおの考える#ボディポジティブな生き方

Nao Yoshino

コンプレックスは外からやってくる|プラスサイズモデル吉野なおの考える#ボディポジティブな生き方

吉野なお
吉野なお
2020-04-17

あなたは、今の自分が好きですか?「もう少し痩せたら好きになれる」「もう少し胸が大きかったら...」そんなふうに、今の自分ではない"理想の自分"ばかり追い求めて、理想と違う"現実の自分"を傷つけていませんか? 「ボディポジティブ」とは、ありのままの自分の体型や外見を受け入れようというもの。欧米を中心に世界的な盛り上がりを見せています。ヨガジャーナル オンラインでは、プラスサイズモデルの吉野なおさんによる「ボディポジティブ」をテーマにしたコラム連載がスタート!「痩せていた頃の自分より、今の自分が好き!」そんな吉野さんが考える「ボディポジティブな生き方」とは。

外からやってくるコンプレックス  

あなたは、容姿や体にコンプレックスがありますか?
女性だと特に、体型やお肌、髪質などにもコンプレックスを抱いている人が多いのではないでしょうか?

私がかつて体型コンプレックスに悩まされていた当時、それを『他人より劣る自分に問題があるから』だと思い込んでいましたが、今では「コンプレックスは外からやってくるもの」だと思うようになりました。

容姿や体を「家」に例えてお話してみます。
生まれてからそれまで、あなたは「家に住んでいる」ということに自覚もなく、違和感もない状態で生きてきました。

ですが成長していく過程である日、
「あなたの家、壁の模様がイケてない」
「庭がない家なんて信じられない!」
「あなたの家じゃなくて○○さん家に行くね!」
「家が狭いのはあなたの努力が足りないから」
などと言われたり、そういった情報を目にしたり、
やけにキラキラして見える他の家と自分の家を見比べるようになっていきます。

さらに、頼んでもいないのに
「壁の模様、この柄が人気ですよ」
「努力すればもっと広い家が手に入ります」
などと言う人が現れたりもします。

それまで普通に暮らしていたのに、自分が「家」に住んでいることに気づき、
『そう言われてみれば…』と、だんだんと自分の家の居心地が悪くなっていきます。
でも家がないと暮らせないので、落ち着く場所がありません。

実は家の中に入れば、温かいお茶や寝心地の良いベッドがあったのかもしれません。
でも周りから指摘されたり、目に見える外側のものと自分とを比較していくうちに、どんどん居心地が悪くなっていき、ゆっくりと温かいお茶を飲む事や、落ち着いてベッドで眠ることの安らぎがわからなくなってしまいました---。

生きている限り「からだ」は、家のように誰もが必ず持つものであり、たとえ自分で違和感を持っていても、すぐに取り替えることや投げ出したりすることができないからこそ、コンプレックスを感じやすく、苦しんでしまうのかもしれません。

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