「高校時代、母の死がトラウマに」放棄していた自己愛を取り戻した理由

 「高校時代、母の死がトラウマに」放棄していた自己愛を取り戻した理由
Gabby Wood
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ヨガのおかげで心身ともに私は変わり続けることができています。現在、私は自分の感情としっかり向き合えています。自分の心の傷を受け止め、辛抱強く自分で自分を癒す努力をしています。少しずつではありますが、セラピストの協力も得ながら、癒しのプロセスを始めました。私は自分のトラウマに向き合い、必要だと思われるケアをしました。長年、感情を閉じ込めてきた場所を開き始めたのです。ヨガとの出会いによって、不安に打ち勝つことができるようになりました。また、自分の身を守るためだと信じていた無関心や無気力な状態から抜け出すことができたのです。

トラウマは私にとって巨大な紐の塊のようなものです。途方もない量のループと結び目のせいで、どこから着手したら良いのかさえもわからないのです。トラウマは怖くて辛いものです。無視する方が一見簡単なようですが、それを長期間放置すればするほど、紐解くのが難しくなります。紐はさらに絡み合い、解くのはさらに不可能に思えてくるのです。ヨガはトラウマを解き明かすために必要なツールを私に与えてくれました。

私は自己肯定感を高める努力を日々続けていますが、これは生涯のテーマになると思います。そして私は自分自身と友達になりたいと思います。私は欠点があり、多面的な人間で、深く胸を締め付けられるような寂しさをずっと心に抱え続けてきました。そしてそのことが私という人格形成に強く影響を与えたのです。時々どうしても寂しくなってしまう日があります。しかし、人生はそんな日ばかりではありません。また、人生において、苦しみに終止符を打つことや情緒を安定させることが重要なのではありません。人生とは暗闇の中から喜びを見つけ出すことなのです。

私はヨガを始めて感情面で変わることができ、再び幸せを見つけるきっかけを得ました。自分の身体としっかり向き合い、グラウンディングできるようになり、自分を癒すことができました。無感覚な状態から抜け出し、現実に向き合う方法を学び、ついに今を生きるという素晴らしさに気づいたのです。私は現在、愛溢れる瞬間、笑い合う時間、人間らしさを感じる時を愛おしく思うようになりました。かつて自分にはできないと思っていたことが今、現実となっています。

教えてくれたのは…ナタリア・マラルツクさん
ライターや舞台俳優としてニューヨーク州ニューパルツを拠点に活躍中。

ヨガジャーナルアメリカ版/「Yoga Helped Me Feel Again after Losing My Mother

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by Natalya Malarczuk
Translated by Hanae Yamaguchi



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