性的暴行のトラウマ、アルコール中毒を克服して|私の人生を変えたヨガ
子供時代にエボニー・スミスさんは性的暴行を経験しましたが、ヨガに出会うまでそのトラウマを克服する術を知りませんでした。現在、彼女はヨガプラクティスを自身のコミュニティや危機的状況におかれた人々に広める活動をしています。
ちょうど247名が今日私のもとにヨガを学びにやってきました。人気の秘訣は何だと思いますか? 私が超カッコいいからです。でも全てを理解していただくためには私と私のコミュニティについてもっと知ってもらわなければなりません。
ヨガプラクティスは私の人生を劇的に変化させました。アルコール中毒から始まり、ドラッグに手を染めて大学をドロップアウトした後、世界中を旅し、そして自分史上最高の自分になれるよう人々に刺激を与えています。
私はダラスで生まれ育ち、8歳の時に初めて近所の人から性的虐待を受けました。また同年、自宅謹慎命令を初めて受けました。当時、私はトラウマと向き合う術を知りませんでしたし、そのトラウマのせいで罰せられてきました。そのうち、私は通っていた小学校で脅威の存在となりました。
先生たちは私をクラスに入れたくなかったので、私のことを通常のクラスの代わりにESLクラスに入れました(ちなみに英語は私の第一言語です)。ESLの先生は一日中アイスコーヒーを飲んでいました。彼女はスペイン語で話し(私は理解していませんでしたが)、私は周りを見ることができなかったブースに座らされました。言うまでもありませんが、その年は何も学びませんでした。私は学校生活にもっと戸惑うようになりました。誰一人私に何が起こっているのかを尋ねてくることはありませんでした。
成人期には機能不全の問題を抱え始めました。29歳にはアルコール中毒となり、よく知らない男性と結婚し、現実逃避するようになりました。そして妊娠が発覚しました。夫にそのことを告げて以来、彼とは会っていません。リッキー・レイクのドキュメント番組、「ビーイング・ボーン〜驚異のアメリカ出産ビジネス(原題:The Business of Being Born)」(リッキー・レイクのことを好きじゃない人っているかしら?)から影響を受けて自然分娩に興味を持ちました。そしてドゥーラを探しました。彼女から受けた最初のアドバイスはまずヨガのプラクティスを始めることでした。最初に思ったことは「ヨガ?黒人はヨガなんてしないわよ」でした。とはいえヨガスタジオを探しました。そして感じたことは:小さすぎるヨガパンツを履いて酷く不安になりました。(もちろん、ヨガパンツを作っている人たちは、私の超セクシーなお尻にフィットするパンツなんて作っていません)
そのスタジオの受付にいた白人女性が私に向かって「ここはヨガスタジオよ、ママ」と言いました。「冗談じゃない、私はここにドーナッツを買いにきてるんだよ」と正直言い返したかったものの、彼女にヨガプラクティスをするためにやってきたことを説明すると、彼女は私がプラスサイズだったことから初心者クラスを勧めてきました。これが私にとって初めてのヨガの世界との出会いでした。家から最も近いスタジオでしたが、自宅からは24マイルも離れていました。
そんな状況にも関わらず、初めてマットの上に立った時、自分自身を知ることになりました。そしてプラクティスすればするほど、人生を磨く力を得るようになりました。すぐにヨガはお金がかかるということにも気づき、清掃をする代わりに無料で授業を受けられるヨガスタジオを見つけました。私は、なぜこんなにも自分自身を癒すパワーを与えてくれるプラクティスが人々にとって身近でないのか、理解できませんでした。それがきっかけとなり、自分のコミュニティであるダラス南部でこのヒーリングを広めたいという夢を持ち始めました。そしてキースト・パークで無料のヨガクラスを提供し始めたのです。
子供の頃、私が育ったエリアではあり得ないくらいのこの平和な場所で、いくつもの夏を過ごしました。悲しいことに私のコミュニティというのはドラッグが蔓延し、学校は資金が不足し、貧困問題が深刻化しています。
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