性的暴行のトラウマ、アルコール中毒を克服して|私の人生を変えたヨガ

ASHLEY NICOLE

性的暴行のトラウマ、アルコール中毒を克服して|私の人生を変えたヨガ

日常的なトラウマ

どんな日も近所を3マイルも車で走れば、ドラッグを使用した後にベンチに寝そべる人々を見かけます。ドラッグ用のパイプを平然と販売する店が街角にあります。必要なメンタルヘルスケアも受けられずに、道で叫んでいる人や独り言を言っている人をみかけるでしょう。このコミュニティに暮らす人々はトラウマに悩まされています。誰一人、このような生活環境によって引き起こされるストレスレベルに対処するスキルを持っていません。

路上生活者や低所得者層に対して、何らかのアクションを起こしたかったのです。私の近所には、毎日の食事に困っている人や犯罪が溢れています。これらの地域に住む家族は、直接的に間接的に、そして毎日のようにトラウマを経験しています。たとえ彼ら自身が暴力の犠牲者でなくても、家庭内や路上で暴力事件を目にしています。この地域は薬物使用や投獄経験のある信用ならない世話人で溢れています。住宅火災も一般的です。

私は、PTSD、うつ病、過剰な甘やかし、不安、癇癪、ストレス、攻撃性などの狂気による行動、そして、がん、高血圧、糖尿病などの健康問題を目の当たりにしてきました。

トラウマに直面している時というのは、過剰反応または抑制が起こり、身体は戦おうとするか、もしくは逃げようとします。これが定期的に起こると、あなたは負荷が過剰になり、身体にトラウマを抱え込みます。怪我を癒す絆創膏も買えず、決して治ることのない傷を持つようなものです。

危機に置かれたコミュニティ

言うまでもなく、私の住むエリアにはある程度の癒しが必要です。しかし問題点があります。ヨガの持つ力を私が理解したからといって同じエリアに住む人が理解するとはかぎりません。むしろそんなこと喜んでしようとはしないでしょう。

私の住むコミュニティには施設がないというだけではなく(ここにはヨガスタジオやウェルネスセンターはありません)、ヨガ自体の考え方は身近ではありません。

ウェルネスというのは本来人間の権利であるにも関わらず、裕福な人や白人のための贅沢としてメディアは取り扱っています。またバイブル・ベルト(アメリカ合衆国の中西部から南東部にかけて複数の州にまたがって広がる地域)では昔からヨガについて誤って理解している傾向があります。

確かに、ヨガは古代宗教から私たちの元へとやって来ましたが、医学でさえもすべての人に利点があることを認めています。最近、私は地元の非営利団体を通じ、若い女性のためのサマーキャンプを開催しました。そしてヨガスタジオへの旅を計画しました。両親たちの「ヨガは別の神を崇拝することになる」との意見から、家に居なければならなかった女の子もいました。 スタッフメンバーの一人でさえ、ヨガは自分の宗教に反するからと38度の炎天下、スタジオの外で待っている子もいました。多くのヨガコミュニティがより包括的になろうとしていますが、私たちの道のりはまだまだ長そうです。

私たちは、文化、貧困、性的指向といったテーマを超えて、ウェルネスとは何かを伝えていかなければなりません。それにはエリアからエリアをまわらなければなりません。

写真:アシュレー・ニコル
写真:アシュレー・ニコル

Translated by Hanae Yamaguchi

RELATED関連記事

All photosこの記事の写真一覧

写真:アシュレー・ニコル
facebook

Yoga Journal Onlineをフォロー

Facebookページでいいね!する