もうケンカしたくない!パートナーとの関係をスムーズにする心理学とは?

 もうケンカしたくない!パートナーとの関係をスムーズにする心理学とは?
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南 舞
南 舞
2019-09-27
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アサーションを行うためには?

アサーションができるようになるためのポイントは【I(アイ)メッセージ】で伝えること。つまり、主語を【私】にして伝える方法です。【私は】という主語がつくことで、相手を責めずに自分の気持ちを伝えられるでしょう。

妻:毎日何でこんなに帰りが遅いの?どこかで遊んできてるんじゃないの?
夫:連日の残業で疲れてるんだよ!何で分かってくれないんだよ。

これは【YOUメッセージ】と呼ばれるもので、主語が【あなた】になっているため、相手は攻撃されたという印象を持ちやすくなります。

妻:毎日帰りが遅いから、何してるのかなって心配になるんだよ。
夫:ごめん。仕事が多くて…なるべく連絡するように気を付けるよ。

このように、主語を【私】にすることで、夫の方は「責められている」「攻撃されている」という印象を受けにくくなり、「悪かったな。」という気持ちを持ちやすくなる可能性が高くなります。

アサーションのメリットとは?

アサーションができるようになると、お互いに『相手に大切にされている』という気持ちが生まれ、良い関係を築くことができます。また言い争いも未然に防ぐことができるようになるでしょう。良いパートナーシップを得るために、ぜひアサーティブなコミュニケーションを日頃から意識してみましょう。

ライター/南 舞
臨床心理士。岩手県出身。多感な思春期時代に臨床心理学の存在を知り、カウンセラーになることを決意。大学と大学院にて臨床心理学を専攻し、卒業後「臨床心理士」を取得。学生時代に趣味で始めたヨガだったが、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングと近いものを感じ、ヨガ講師になることを決意。現在は臨床心理士としてカウンセリングをする傍ら、ヨガ講師としても活動している。

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