YOGA PEDIA|パドマーサナからウールドゥヴァクックターサナへ

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Rick Commings
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パドマーサナの軽減ポーズ

股関節屈筋が硬い場合(膝が上がり、恥骨が下がる場合)

座面が膝より少し高くなり、大腿骨がやや傾斜するように、たたんだブランケット(またはボルスターかクッション)を使ってみよう。こうすると、呼吸をするたびに感覚の流れが腰筋(大きな股関節屈筋)を通じて広がるようになる。しばらくこのポーズに留まりたい場合にも、ブランケットに座ることをお勧めする。

パドマーサナからウールドゥヴァクックターサナへ
Photo by Rick Commings

上の膝が浮く場合

ふたつ使って坐骨を高くすることと、ブロック(またはブランケットかタオル)を膝の下に置いて膝を支えることを試してみよう。膝を支えると、腰と内転筋(太腿の内側の筋肉)の緊張が和らぐことがわかる。このポーズが楽に感じられるようにもなる。膝を無理に下げようとしないこと。半月板に負担がかかり、脚に不要な緊張が生じる。蓮の花は繊細な花だ。あくまでもそっと咲かせよう。

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Photo by Rick Commings

足首が内側に倒れる場合

巻いたタオルを使って足首を下から支えてみよう。下の足首の真下にタオルを置く。このように少し高くするだけで解決することがある。また、いったんポーズを終えて、再度行ってみるという方法もある。2度目は、足を鼠蹊部にのせて膝を下げるときに、足を強く伸ばし続けることによって足首が倒れないかどうか見てみよう。股関節が十分開くまで、足を伸ばし続ける必要があるかもしれない。

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Photo by Rick Commings

バランスをとろう

ハタヨガの重要な練習のひとつが、呼吸の拡張力と収縮力を使ってプラーナ(上向きのエネルギー)とアパーナ(下向きのエネルギー)のバランスをとることだ。プラーナとアパーナのバランスがとれているときには、心の拡張と収縮のバランスもとれている。このバランスがヨガの練習ではきわめて重要であり、ダーラナー(集中)の心理的基盤になっている。ダーラナーとは、感覚的経験の領域にじかに現れるあらゆるものに対して、十全な注意を途切れることなく向けることだ。どのポーズでも拡張パターンと収縮パターンのバランスをとり、呼吸の継続的な動きを使ってそのパターンをつなぎ合わせることによって、私たちはアーサナの練習を通じてこの心理的基盤を築くことができる。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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Photos by Rick Commings
Model by Ty Landrum
Hair&make-up by Beth Walker
Translation by Setsuko Mori
yoga Journal日本版Vol.63掲載



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