YOGA PEDIA|ヴィーラバッドラーサナⅠからエーカパーダラージャカポターサナⅡへ
ヨガジャーナルアメリカ版から、毎回異なるポーズをご紹介する「YOGA PEDIA」。今回は、ヴィーラバッドラーサナⅠからエーカパーダラージャカポターサナⅡへのステップや軽減ポーズをご紹介します。教えてくれたのは、ニューヨークを拠点に活躍するアイアンガーヨガの上級指導者であるキャリー・オワーコ氏。
ヴィーラバッドラーサナⅠ
virabhadra = 英雄または戦士
asana = ポーズ
→戦士のポーズⅠ
効果:自信と力強さを生み、喜びの感情を引き出す。股関節屈筋を伸ばし、背骨の前面をストレッチし、腰、脚、足首、足先を活性化することにより、長時間座っていることによる影響を和らげる。
完成までのステップ
1 両足を揃えて腕を体側に下ろし、ターダーサナ(山のポーズ)で立つ。ジャンプまたは足を歩かせて、両足を90 ~120cm開く。両腕を肩の高さで広げて、手首の真下に足首がくるように足の位置を調整してもよい。
2 吸う息で、腕を上げて耳の横に揃える。肘を伸ばしたまま、指先を真上に向けて手のひらを合わせる。同時に、足の内側と外側を床に押し下げる。腕の力強い引き上げを使って、体側の伸びを保つ。
3 この力強い引き上げを続けながら、右足を90度外側に、左足を30 ~ 60度内側に向ける。左ふくらはぎの外側、太腿、腰をできるだけ前方に回しながら、左かかとを押し下げる。右腰の外側を後方内側に引いて正中線(体の中央を頭から縦にまっすぐ通る線)に近づける。このときも、右足の内側を押し下げる力をゆるめないこと。
4 吐く息で、右膝を足首の上にくるように曲げる。右太腿は床と平行(またはほぼ平行)にする。左かかとを押し下げ続けながら、両腕を使って上へ上へと体を伸ばす。左かかとを押し下げ続けながら、左脚と胴体を回転させるのは難しいかもしれない。左かかとの外側が少し持ち上がっても、左かかとの中央部を後方に伸ばそう。
5 両腕を引き上げながら、腰を下げる。背中が少し反ってもかまわない。戦士のポーズⅠはやや後屈するポーズだ!体側と胸郭の背面を引き上げながら、指先の「さらに先に」体を伸ばす。頭が首によって支えられている場合は、頭を後ろに傾けて目線を上に向ける。普通の呼吸を続けながらこの姿勢を30秒間保つ。反対側も同様に行う。
NG:尾骨を積極的に押し込まないこと。緊張が生じて、呼吸が妨げられ、後ろの足のかかとから頭までのエネルギーの流れが途絶えてしまう。
NG:上体を前傾させて膝の上に覆いかぶさらないこと。膝は常に足首の真上に揃えて、関節を守りながら安定させよう。
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