連載|「食」から見るインド旅行記(3)ベストレストラン編:美味しいお店に事欠かない街、チェンナイ
3. ナイル・メス(NAIR MESS)
今回の旅で一番印象に残った、かつ一番美味しい!と感じたレストランと言えば、この店「ナイル・メス」。普段からインド料理を作る私にとって、自分が作る味に近い、安心する味のレストランは南インドに沢山あった。しかし、ここのカレーは自分が作ったことのない、またはこれから作りたい、と思わせる初めての味だった。
チェンナイ中心部からマリナビーチに向かう途中のスタジアム近くに位置するこのお店。宿泊していたタージ・クラブ・ハウスからオートやタクシーで5分程度でアクセスもしやすい。暑くなければ歩ける距離だ。この店に行ったのはインドを出る2日前。この頃はすでにオートの運転手との値段交渉に疲れ、ウーバーを利用していて本当に快適だった!ウーバーは、オートとタクシーが選べるが、ナンバーで確認出来るタクシーが便利。冷房完備な上、オートとさほど値段も変わらない。今まで頑張って交渉して払っていた値段の半分ほどの料金で、お釣りだってちゃんとくれる!(読者の方には、ウーバーをおススメします!)
注文したのはミールス67ルピー(約110円)。これに加え、店員に勧められるがままにフィッシュやマトン、チキン、エビなど注文した。手前の魚がフィッシュ・フライ190ルピー(約308円)。ミールスの値段からしたら高級!!しかしふんわりして美味しかった。奥のカレー2つはマトン・コルマとミーン・コロンブ。マトンの臭みが一切ない、いつまでも食べていられそうな少し酸味のあるマトン・コルマ(ヨーグルトベースの贅沢マイルドカレー) と、味は濃厚なのに全体的にはさっぱりしている素晴らしいバランスのミーン・コロンブ(魚のカレー)。
ドライなチキンの炒め物。Sukkaという料理らしい。これは研究の余地あり。とてもスパイシーで濃い。骨つきで少々食べにくいのに手が止まらない。
6cmほどの小さい薄い皿に盛られた小海老のカレー。甘さの中にしっかりとした辛さ。85ルピー(約138円)。やはりインドでも海老は高級。
左は、豆の入っていないラッサム、チャール。少々パンチのあるこの店のノンベジカレーにぴったりだった。右は、薄いヨーグルトのようなモール。最後にご飯にバシャっとかけて食べているインド人を多く見かけた。
12時より少し早めに入店したのですんなり入れたが、帰る頃には満席!客層がほぼ男性だったのは、ノンベジレストランだから?お会計は2人で633ルピー。日本円で1,000円ほど。豪勢に頼んだからでもあるが、このクオリティなら納得。是非再訪したい。
ショップ情報
住所:No. 22, Mohmed Hussain Sahib 2nd Street, Chepauk, Near Chepauk Bus stop, Chepauk, Triplicane, Chennai, Tamil Nadu
電話:+91 44 2842 0850
営業時間: 11時30分~15時00分/19時00分~22時00分(※要確認)
次回は、ヨーロッパでも人気の観光地として有名な「ポンディシェリ」の旅をレポート。お楽しみに。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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