連載｜「食」から見るインド旅行記（１）：そろそろインドに行かないと

インドをこよなく愛する料理家の原ゆうこさん。エスニック料理流行りの昨今、スパイシーなインド料理は身近なものになった。ヨガを愛する読者のみなさんも、インドカレー好きが多いことだろう。ヨガの聖地インドに行ってみたい！と思っているヨギに向けて、今回は「食」をテーマにインド旅行記をお届けする。せっかくのインド、どうせなら美味しい本場のインド料理を食べてみてはいかがだろうか。インド旅行には欠かせない“持っていくべきアイテム”から、“オススメのレストラン”まで、原ゆうこさんのインド旅で学んでみよう。

前回の渡印から2年。今年のゴールデンウィークは長いらしい！という夫のひとことで、「インドいけるかも！！」と思った私。息子も無事小学校に上がったし、幼稚園のPTA頑張ったし、などど理由をつけ、インド行きを決定。もちろん夫と息子には留守番をお願いした。前回同行（連行）した友人の空きも確認。胃袋は多い方がいいし、女1人より2人の方が心強い。

そもそも、なんでそんなにインドに行きたいのか。私がインド料理にハマった理由はシンプル。カレー好きの夫のためにカレーを色々作り始めたのは15年程前。最初は欧風カレーからだった。しかし色々作るうち、やはり行き着いたのはインド料理だった。

勉強するうちに、本当に数えきれないほどの料理が広いインドに存在すると知り、オタクの私は完全にハマってしまった。とりあえず現地を知ろうと、初めてインドに行ったのは2010年。デリー、アグラ、ジャイプールというゴールデントライアングルと呼ばれる3つの都市を訪問した。ザ・北インド！という感じの喧騒に少し疲れて帰国したのを覚えている。
それから妊娠、出産を経て、子供が幼稚園の年中組に上がった2016年、そろそろママがいなくてもいいだろうと、またインドに行くことにした。

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