長時間のフライトも安心!「飛行機ヨガ」で快適ストレッチ

 長時間のフライトも安心!「飛行機ヨガ」で快適ストレッチ
Photo by Eric Rosso(@yogahawaiimagazine.com)

ファーストクラスでのフライトならいざ知らず、実際は何時間も狭い座席座っていることでしょう。「ヨガ・ハワイ・マガジン」がオススメする、エアプレイン・アーサナ(飛行機ヨガ)をチェックして、長旅に備えよう!

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ご存じだろうか? ハワイは、じつは地球上でもっとも孤立した人口密集地のひとつ。最も近い大陸であるカリフォルニアとの距離は、ざっと3800km。飛行機で少なくとも5時間はかかる(日本からは約7時間)。原則として、私たちはハワイ諸島を離れようとすれば、そのたびごとに、長時間を機内で過ごすことになる。体は何時間も狭い空間に詰め込まれる。ファーストクラスでのフライトならいざ知らず、私たちは、じっさいは腰のあたりを蝶つがいに体を二つ折りにして、たいていはある不自然なポーズから、また別の不自然なポーズに移るだけ。私は、冗談でこれを「エアプレイン・アーサナ(飛行機ヨガ)」と呼んでいる。しかも、私たちが慣れ親しんだヨガのポーズとは違って、このポーズには体にとって何も良いことがない。


じっさい、この「どさっ、ぐたっ」と体をいい加減に投げ出して座っているだけのようなポーズは、私が好んでする言い方をするなら、人間の体にとってひとつの立派な「危機」である。なにも飛行機に乗らなかったとしたって、日常生活だけをとってみても、一日に6〜8時間以上も座り続けていれば、寿命を縮めかねない。『American Journal of Preventative Medicine』(『全米予防医療学会誌』)によれば、長時間座り続けることで、心臓疾患とガンを含むあらゆる原因による急死の確率が上がるという。動かずにいるというだけでも同様に、血液の循環を減少させることになるので、そのことで筋肉が硬くなったり、つりやすくなったりしてしまう。血行不良も重篤化すると――特に長時間のフライトなどの場合に顕著なのだが――重度の静脈血栓症を引き起こすことさえありうる。血栓が、たとえば脚のような末端に形成されてしまうと重症になりうるのだ。
それなら、起き上がって動いてみよう!


まず「エアプレイン・アーサナ(飛行機ヨガ)」とは正確にはどのような状態だろうか? 私はこれを、狭い空間に体が詰め込まれていることによって引き起こされる「理想的ではない身体力学」を長時間保つこと、と表現したい。尾てい骨は典型的には内向きにたくし込まれ、結果として腰が平らになってしまう。胸は閉じてふさぎ込み、首は前方に突き出される。空港へ向かう交通機関での移動から始まって、搭乗までの待ち時間、航空機への乗り継ぎ、最終目的地への交通機関での移動まで、目を覚ましている間中、いったいどれほどの時間を心地の悪い体勢で過ごすことになるか、想像してみてほしい。ここで、ヨギならどうすべきだろうか?


「エアプレイン・アーサナ(飛行機ヨガ)」の悪影響を無効化するために、体を「反対に」動かすことを考えてみよう。体がこうむる「詰め込み」や「ねじ曲げ」に対して、その心地悪さを無効化するために役立つカウンターポーズがある。これから、旅行中の体をほぐし、回復させるという目的のために作られたエクササイズをいくつか紹介していく。
それぞれのエクササイズにかけてほしい時間は30秒から1分。搭乗前のエクササイズをするさいは、近くに壁がある少し広めの板の間のスペースがあるとやりやすい。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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Text by Jennifer Reuter
Article from yogaHAWAIImagazine.com
Translated by Miyuki Hosoya



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