腸を刺激するツイストのアーサナで排泄を促し体も心も上向きに!
50歳を過ぎた頃から以前に比べて腸に不調を感じやすく、気持ちも沈みがちに...。そんな不快な症状を解消し、腸の健康を守る方法をヨガインストラクターが伝授。腸を健やかに保つと毎日をポジティブに過ごせます!
腸に蓄積された老廃物が毒素となって不調を招く
「腸に老廃物をためないことが、健康な体をキープする秘訣です」とキミ先生。そのために心掛けたいのが、スムーズな排泄です。
「排泄が滞り、腸に老廃物が蓄積されると、アーユルヴェーダでも体に悪影響を及ぼす毒素になると考えられています。古代の経典には、ヨガの効果を引き出すために行う6つの体の浄化法が記されていて、そのなかの2つは腸に関するもの。腸をはじめ体を浄化することで全身の気が巡り、ヨガの恩恵を深いレベルで受けられると考えられています。腸の働きを高め、日々の排泄を促すにはお腹をねじり、腸を刺激するポーズが効果的。腸の働きがよくなると気持ちが前向きになり、思考もクリアになりますよ」
ねじりのポーズは、腸の回旋の方向に合わせて左から行うのがポイント。筋力や体の硬さに合わせて徐々にねじりを深めましょう。
ねじりを徐々に深めていくシークエンスで腸の働きを活性化
ヨガの経典に記されている腸の浄化法をベースとしたシークエンスで、腸を健やかな状態に整えましょう。体側を伸ばすポーズから徐々にねじりを深めることで腸がほどよく刺激されます。
1. かかと上げ
両脚を坐骨幅に開いて立つ。吸う息で、かかとと両手を上げる。吐く息で、かかと両手を下ろす。10回繰り返す。
2. 体側伸ばし
両手をバンザイし、左右の親指を絡める。吸う息で背骨を伸ばし、吐いて左に、反対も同様に。10回繰り返す。
3. 左右ねじり
正面を向き、吸う息で背骨を伸ばし、吐く息で左にねじる。反対も同様に。骨盤を動かさずにねじるのがポイント。10回繰り返す。
4. コブラのポーズのツイスト
うつ伏せになり、両手を胸の横に。上半身を持ち上げ、吸う息で上体を起こし、吐く息で左にねじる。吸う息で正面に戻り、吐く息で右へ。10回繰り返す。
5. 半分の魚の王ポーズ
正座からお尻を右にずらし、左足を右腿の外に。右肘を左膝の外に置き、吐く息で上半身を左にねじってひと呼吸。吸って脚を替え、吐く息で右にねじってひと呼吸。10往復。
教えてくれたのは...キミ先生
スタジオ・ヨギーエクゼクティブ・ディレクター。瞑想をライフワークにインドや日本でさまざまな流派のハタヨガ、ヨガ哲学、呼吸法、瞑想を学ぶ。
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