生理も性欲も恥ずかしいことではない|フェムテックが日本女性の価値観を変える日
日本では、まだまだ認知度の低い「フェムテック」。「フェムテック」とは、Female(女性)とTechnology(技術)を掛け合わせた造語で、女性特有の体や健康の悩みを解決するためのテクノジー全般のこと。生理だけでなく、今まで人に言えなかったセックスの悩みまで解決に導いてくれる画期的なアイテムが、ついに日本にも登場し始めた。
ニューヨークで盛り上がりを見せるフェムテック
このフェムテック、今一番熱いのが、ニューヨーク。「女性の自己決定権を尊重しよう」という考えのもと、今まで「恥ずかしい」こととして隠してきた生理や妊娠、女性の欲望(性欲)について正面から向き合い、それぞれの悩みを解決してくれるアイテムが生まれています。例えばクラウドファンディングを使って誕生した、デリケートゾーン専用のオーガニックコスメや性交痛緩和グッズ、子宮と骨盤底筋を鍛える器具など、そこには今まで全く市場にはなかった「女性が本当に求めていた」アイテムがずらり。
こちらはニューヨークにあるフェムテック商品を扱うお店。フェミニストが運営しており、アパレルからラブグッズまでが並んでいる。
日本は性について遅れている
「日本は性について遅れています」と話すのは、セクシュアルヘルスを掲げフェムテックアイテムを専門に扱う、有限会社アジュマ広報担当の山本あやのさん。「ドイツの都市では、FunFactoryというセクシュアルトーイ専門店がブティックのようにオシャレで、街に馴染んでいます 。それが当たり前なので、ガラス張りの路面店で外から商品が見えていても誰も驚かないんですね。でも日本は違います。カップルでセックスについてはもちろん、お互いの性について、きちんと理解し合えている人は少ないのではないでしょうか」(山本さん)
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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