"女の賞味期限"という古い価値観は今すぐ捨てよう|川村真木子×胎盤JD対談#モヤるのがおかしい?
「女性らしく」という言葉が持つネガティブなインパクト。どこからともなく聞こえてくる「〜しなければならない」「〜でなければおかしい」という声。その瞬間は何か引っかかるのに、忙しさで受け流しているうちに麻痺してしまい、気づけば生きづらさを感じていませんか?社会派インスタグラムが人気のコラムニスト/バリキャリ金融女子の川村真木子さんと、現役女子大生で恋愛コラムが人気の胎盤JDさんによるスペシャル対談では、「モヤるのがおかしい?」をテーマに、普段流してしまいまがちな違和感や呪縛について話し合ってもらいました。
アンチエイジングという言葉が日常語になり、年齢を重ねても若さを保ちたいと思う女性が増えました。それ自体はとても良いことだと思いますが、逆にその思考にとらわれて「若くない自分には価値がないのでは?」と自問した経験はありませんか?また、ある年代になったら女性扱いされなくなって落ち込んだり、女性にだけ「賞味期限切れ」「売れ残り」なんて言葉が向けられて傷ついたり…。若くなければ価値がないと、女性自身が思っているケースも多々。これって、どうしようもないことなのでしょうか? 現役女子大生コラムニストの胎盤JDさんと、社会派インスタグラムが人気のバリキャリ金融女子でコラムニストの川村真木子さんが語ります。年の差20歳のおふたりが導き出した結論とは?
勝手につけられる、若さという付加価値
――女性にだけ「賞味期限」という言葉を使って、男性にはそれがない。このことに違和感を持っている人は多いと思います。
胎盤JD:女性のピークは20代って言われがちですよね。まぁ、おじさんがドヤ顔でよくそういうことを言うんですけど(笑)そういう人に限って「男のほうは30代過ぎてから油がのってくる」とか、なんなら「年をとるたびに深みを増していく」とか言いたい放題で(笑)。
川村真木子さん(以下川村):あるある(笑)。ピークとか賞味期限とか、言葉の響き自体が全然好きじゃないですね。とんでもなく失礼だし、その言葉ひとつとっただけでもいかに男尊女卑思想がこの国にはびこっているかがわかりますよね。
胎盤JD:年をとるごとに女性としての価値が失われていくなんて、おかしいと思うんですよ。女の子たちは頼んでもいないのに、勝手に社会から"若さ"っていう大きい付加価値をつけさせられて、それを何の気なしに受け取っていたらあるときシュッてなくなっちゃう。意味わかんないですよ。でも、そういうものが今の日本社会にあることは確かなので、それはわかっておいたほうがいいかもしれないですよね。
川村:男性優位の社会だから、そういうふうに考える男性が多いのは確かですね。
胎盤JD:男性優位社会は変わるべきとは思いつつ、そんなすぐには変わらないわけですよね。そこで私がいつも思うのは「好きでもない人と付き合っている時間なんてない」ってこと。どうしようもない男とつきあって、その"大事な時期"を失っていいの?って。日本の結婚市場では男の若さよりも女の若さのほうが価値が高い傾向にあるから、その場合同じ1年を過ごしたとしても女の方が失う価値は大きいとされているわけです。その論理に"あえて"乗っかるのだとすれば、そんな相手に費やす時間は本当に無駄です。DVやモラハラなんて言うまでもないですが、自分を傷つける男、嫌なことを言ってくる男...女性が「自分みたいな女と付き合ってくれる人はこの人しかいないから」なんて卑下してまで我慢しなくていいってことです。そもそもダメ男とつきあう時間は無駄なんですけどね(笑)。
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