YOGA PEDIA|パスチモッターナーサナからウバヤパーダーングシュターサナへ
パスチモッターナーサナの軽減ポーズ
ハムストリングが硬い場合や呼吸に意識を集中させるのが難しい場合は
膝を曲げてみよう。足先を曲げ、両膝を揃えて足をつかめるまで膝を曲げる(膝を曲げても足をつかめない場合は、手を足首かすねにおく)。首をゆるめて、頭を膝のほうに下げる。鼻先の一点を見つめて、息が肺と胸郭を出入りするときに、呼吸の長さや音や動きに意識を集中させる。
腹部に圧迫感がある場合や、深く呼吸するのが難しい場合は
両脚を少し離して(腰幅より広げないこと)、膝を曲げてみよう。こうすると腹部と横隔膜にかかる圧力が小さくなる。足首を曲げて、膝を足先と同じように真上に向けることによって、このポーズの原形を崩さないようにする。足の外側をつかみ、背中上部をゆるめてみよう。徐々に息を吸い込み、胸郭全体が広がるのを見つめよう。
慢性の腰痛や椎間板の問題がある場合は
骨盤を前傾させて、背骨をニュートラルな状態に近づけてポーズに入ろう。鼠蹊部をゆるめ、恥骨を床のほうに動かし、坐骨と坐骨の間隔を広げて、写真のような姿勢をとろう。骨盤底と下腹部を軽く引き上げる。こうすると内側が支えられて腰の筋肉がゆるむ。こうしてもまだ苦しい場合は、膝を軽く曲げてみよう。前屈は背面に圧迫感を覚えずにできるところまでにとどめよう。(心地よく感じる場合は)徐々に手を足首か足先のほうへ伸ばす。背骨の長さを保ち続けよう。
肉体を超越する
ヨガの練習の質は四肢の柔軟性や体の力強さによって決まるわけではないことを覚えておく必要がある。ヨガの練習の本質は、長期間にわたって真摯に取り組むことによってもたらされるもっと深い経験である。ヨガには好奇心、人間性、そして打ち込む姿勢が求められる。パタンジャリが説いた八支則の道筋は、常に用心深い実践者であることを奨励している。まず、外の世界そして内なる世界と関わり合う方法を研究して磨き上げることから始めよう。そうすると、肉体を浄化して強化することができ、このような力強く繊細な練習と無限の恩恵を享受できるようになる。
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