愛を求める境界性パーソナリティタイプとは？｜恋愛で幸せになるヒント

境界性パーソナリティタイプの恋愛傾向は？

このタイプの人は、相手の表面的なところしか見えていない事も多いため、相手の本質を見極められないことによって恋愛で苦しむことも多々あります。本当は自分のことを思っているわけではなく、悪意を持って近づいてくる人であったとしても、優しい言葉や行動に飢えているこのタイプの人は相手の罠に引っかかって余計に傷つく事も。一見「良い人」に見える人ほど気をつける意識を持っておくと良いでしょう。

また、自分へ自信のなさから、今の自分を認められなかったり、相手のことも認められずに自分にも相手にも「もっともっと」と求めるものが高くなりやすい傾向にあります。

このタイプの人、どう対応する？

もしこのタイプの人を好きになったら、時に甘え、時にこき下ろすような態度をしてくるので、心身ともに振り回される事を覚悟したほうが良いかもしれません。このタイプの人たちが相手を振り回すような行為をするのは、「相手の愛情がどこまで信用できるのか」を確認するため。目先の態度に振り回されず、「あなたのことが大切」という姿勢を貫き通せたら、関係は安定したものになります。そのためにも、相手の態度に一喜一憂せず、淡々としていられるくらいの距離感を保っておくことがカギとなるでしょう。

今回は境界性パーソナリティタイプについてお伝えしました。もし自分に当てはまる場合は、【良い人ほど注意して付き合う】【今できていることや幸せなこと】に意識を向けましょう。また、自分の気持ちに素直になることで相手を振り回したりせず、そして自分もつかれずに済みます。逆に、好きになった相手がこのタイプである場合は、【大切に思っていることを伝え続けていくこと】【距離を近づけすぎないようにして付き合っていくこと】でうまく行くかもしれません。

次回は、“魔性な存在”演技性パーソナリティタイプについてお伝えしたいと思います。

ライター／南 舞
臨床心理士。岩手県出身。多感な思春期時代に臨床心理学の存在を知り、カウンセラーになることを決意。大学と大学院にて臨床心理学を専攻し、卒業後「臨床心理士」を取得。学生時代に趣味で始めたヨガだったが、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングと近いものを感じ、ヨガ講師になることを決意。現在は臨床心理士としてカウンセリングをする傍ら、ヨガ講師としても活動している。

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