呼吸がぐっと深まる呼吸の新常識?!「吸って吐く」の意識を変えてみよう

 呼吸がぐっと深まる呼吸の新常識?!「吸って吐く」の意識を変えてみよう
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伊藤香奈
伊藤香奈
2019-04-24
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「吐ききる」と自然に入ってくる

さらに上記の③の後に、吸う息に意識を置いてみましょう。ぐっとお腹に力が入るほど体内の空気を全部吐ききると、ぎゅーっと小さくしたクッションがいっきに空気を含んで膨らますように、体内にスンと空気が入ってくる感覚を味わうことができます。吐ききるときに少し前傾になった体が、呼吸を入れるとともにスっと背筋が伸びます。呼吸は、「吐く」を意識すると、必要な分だけ空気が自然と入ってきます。「吐く」を意識することで、「吸う」は意識するのではなく、自然と起こるものなのです。

レッスンのインストラクションも良く聞いてみて!

ヨガのレッスンで、呼吸のインストラクションを注意深く聞いてみると、「まず息を吐いて~」や「まず一回吐ききります」といったように、息を吐くインストラクションを入れた後に息を吸いながら動き出すような誘導になっていることに気が付くでしょう。これも、いったん吐ききることで次の吸う呼吸&動きを起こしやすくしているためです。

深呼吸するときも、ヨガの練習中も、まずは「吐く」。そして、吸うのではなく「自然に入ってくる」という呼吸を意識してみましょう。この意識を変えるだけでも、ヨガ中の呼吸や呼吸法、瞑想中の呼吸なども変わってくるでしょう。

ライター/伊藤香奈
2012年、全米ヨガアライアンス200時間を取得。新規ヨガイベントの立ち上げや新人講師発掘オーディションのプロデュース責任者等を歴任。800人以上のインストラクターと出会い、現在ヨガ雑誌やイベントの第一線で活躍するインストラクターを数多く育成、輩出する。2017年に、セミナー講師、ヨガインストラクター、ヨガワークライフコンサルタント、ヨガインストラクター向けキャリアアドバイスセミナー講師として独立。

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