〈京都→青森移住〉子育てをするなら青森。でも個人的には京都もいいな、と思うことも

〈京都→青森移住〉子育てをするなら青森。でも個人的には京都もいいな、と思うことも
写真提供: mio

近年、テレワークの普及やライフスタイルの多様化により、都市から地方へ完全移住をする人々は増加傾向にあるのはご存知でしょうか。自然豊かな環境でのびのびと生活ができる、住宅費などの物価の安さ、あるいは子育てのメリットなども魅力の地方移住。一方で、実際に移住した人たちのリアルな本音はどうなのでしょうか。自らの価値観に基づき「暮らしを選ぶ」たちから、その魅力や課題、リアルな日常を深掘り。理想と現実の狭間で見えてくる移住者たちの「暮らしの選択肢」の今を伝えます。

Google Newsでヨガジャーナルの記事が見つけやすくなります

Googleに登録する
広告

今回お話を伺ったのは、2024年に京都から青森へ移住した管理栄養士mioさん。よく知らない土地で第一子を育てることへの不安があったmioさんでしたが、蓋を開けてみたら、意外にも大丈夫だった青森での暮らし。移住して2年たった今は、家族も増えて、子育てをするなら青森の方が良いと思っているそう。一方で、京都時代を懐かしく思うこともあるんだとか。一体どんなことなのでしょうか?mioさんの #暮らしの選択肢に迫ります。

〈移住者プロフィール〉mio

0歳と3歳のお母さん|管理栄養士|東北暮らしの関西人
instagramとyoutubeでは、暮らしやレシピなどをゆるやかな映像でお届け
Instagram: @ssmbx_22
YouTube: @hofu_life

青森で暮らすようになってはじめた習慣

mioさんが青森に来て大切にしている習慣の一つは、「早起き」。青森と京都では、夏至は約40分、冬至は約1時間、日の出時間に差が出る。青森の方が日の出時間が早く、そのためmioさんが目覚める時間も自然と早くなったのだ。そして、mioさんが起きて最初にするのが、「朝の空気を吸う」こと。

「朝の空気って、季節の変化を感じることができると私は思っているんです。ゴミ出しのついでや、植物の水やりのついでとかにちょっとやるだけなんですけど、ほんの一瞬でも意識的に空気を吸うことで、四季を感じられて気持ちが穏やかになる気がします」

季節を感じるということは、とても新鮮なことだと、mioさんは感じている。その理由は、ここ最近の京都の気候が二季化が進んでいるから。桜や紅葉の美しい期間は、あっという間に過ぎ去り、そのまま極端な季節へ移行していく傾向が目立っている。一方で、青森はそれに比べると気候が穏やかだ。

 

「もちろん青森の冬は厳しいのですが、こちらの方は季節のグラデーションがあります。だから、それを自分から感じにいかないともったいないと思うんです」

子育てをするなら青森が良い。だけど京都時代を懐かしく思うことも?

移住前は、よく知らない土地で幼子を抱えての暮らしに不安を抱えていたmioさんだったが、現在は、家族で暮らすなら青森の方が良いと感じているという。緑豊かな印象がある京都だが、それを上回る大自然に囲まれた青森では、のびのびと子育てができる。しかも人の数が圧倒的に少ないため、自然に飛び込むことができるのだ。少し足を運べば、海にも山にも行くことができる。晴れた休日の日は、mioさんが手作りしたお弁当を持って高原にピクニックにでかけることも。京都にいた頃は、自然を見に行くにも、人混みは避けられなかった。

「京都に比べると自然に対して人口が少ないので、その分癒やしもあります。例えば、京都の桜のシーズンなどは、自然を見てるのか、人を見てるのか分からない感覚でしたね(笑)」

そうは思いつつも、ある部分では、京都が懐かしく思うこともあるんだとか。それは、仕事において感じることだという。管理栄養士のmioさんは、大学卒業後から老人ホームや社員食堂で働いてきた。多くの人に自分の手料理を食べてもらうことが楽しく、いつしか調理の仕事が大好きになっていった。結婚後はフリーの管理栄養士として在宅で仕事をしたり、京都で縁のあった宿泊施設やオフィスビルのキッチンでお弁当屋さんを開催。一方で、青森に来てからは、昨年誕生した第二子を見ながら在宅での仕事がメインになった。現在は、InstagramやYouTubeなどを通して、自身のレシピや暮らしの映像を制作している。特に、今は子供が生まれたばかりということもあり仕事はセーブしなくてはならないが、長年住んでいた京都にはコネクションもある上、大きな街のため仕事のチャンスも多い。これから子供の成長に合わせて、どのように仕事の幅を広げていけるかは未知数。農業や水産業が盛んで、新鮮な食材が多く、また独自の食文化が根付いている青森の風土と、京都で培ってきたスキルを融合して、食の仕事をしていきたいと考えている。

 

「食だけではなくて、色んな個々の暮らしの工夫とかを自分の中に取り込みながら、年月を重ねていければいいですね」

そう笑顔で語るmioさんのロールモデルは、大阪府の最北端に位置する自然豊かな町、能勢町の山の中で暮らしていた彼女の祖父母。山の中で自分たちが食べる分+αの野菜を育て、山仕事をし、山の恵みを受けながら暮らす。そんな祖父母の姿は、今も彼女の脳裏にしっかりと焼き付けられている。少しずつ、その姿に近づいている。その感覚を大切にして、一歩一歩進めていけたらいい、と夢を膨らませる。これから、mioさんがどのような暮らしを編んでいくのか、楽しみである。

Google Newsでヨガジャーナルの記事が見つけやすくなります

Googleに登録する
広告

RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

〈京都→青森移住〉子育てをするなら青森。でも個人的には京都もいいな、と思うことも
〈京都→青森移住〉子育てをするなら青森。でも個人的には京都もいいな、と思うことも