冷え体質が変わる!冬の「アーユルヴェーダ的温活」キーワードとは?
寒い冬、体の冷えから様々な不調を感じていませんか? 意識するだけで、冷え体質の改善ができる、アーユルヴェーダ的豆知識を知れば、寒い冬をより快適に過ごせますよ。
「冷えは万病の元」って本当?
冬のこの時期はどうしても寒さが気になるもの。「冷えは万病の元」と言われるように身体が冷えていると血管が収縮して細胞に酸素や栄養分が届きづらくなり、また老廃物がうまく外に出せなくなってしまいます。その結果、様々な体調不良を引き起こします。
肩凝り
頭痛
便秘や下痢
生理痛
不眠
イライラ
上記に当てはまる方!それらの症状は、もしかしたら「冷え」による血行不良が原因かもしれません。
「冬はヴァータが乱れやすい時期」
世界最古の伝承医学と言われているアーユルヴェーダ。そのアーユルヴェーダでいうとこの冬の時期はヴァータという風のエネルギーが乱れやすいと言われています。ヴァータとは風のように軽くよく動くエネルギー。また冷たさの質をも持っています。この時期にヴァータの質を増やすような行動をしてしまうと身体は乾き、冷えやすい状態となるので注意が必要です。
しかもヴァータの乱れは身体の不調のみならず心にも影響を与えます。バランスが崩れると心は不安定になり不安の感情を増長させていきます。心身共に温かく潤った安定した状態を作るためには、このヴァータのエネルギーとうまく付き合うことがキーポイントとなるのです。
「アーユルヴェーダ的温活!キーワードは”重い、温かい、油分”」
ヴァータの質は「軽い、冷たい、乾燥」です。これと逆の質は「重い、温かい、油分(潤い)」。この3つのキーワードを覚えておけばOK!自分が口にするもの、身に付けるものや手にするもの、そして行動をこのキーワードを基準に選んでいきます。
例えば…
・サラダよりも温野菜を選ぶ
・葉物野菜より根菜を選ぶ
・温かい飲み物を選ぶ
・上質なオイルをいつもより少し多めに摂取する
・食器は重たいもの(陶器など)を使う
・話し方や所作はゆっくりと!(早い口調や所作は軽さを生みます)
などなど
「これをしなくては!」と思うと億劫になりがちですが、何かをする時や選ぶ時に「重い、温かい、油分」を基準にするだけなら日常生活に取り入れやすいはず!意識するだけで、体調の変化が感じられるはずです。アーユルヴェーダ的温活で心身共に温かく潤った日々を送りましょう。
教えてくれたのは…山下恵さん
サービス業に従事する中、知人の勧めでヨガを知る。人生の価値観を変化させていくヨガの力、そして人を繋げていくヨガの力に魅せられヨガ講師へと転身。自身もOdaka Yoga®︎やThaiVedicYogaBodyworkを通して学びを深めながら、ティーチャートレーニングやクラスを通して今を感じる素晴らしさを伝えている。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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