何分湯舟につかるのが正解?巡りを高める「入浴」の効果を高める方法
日本人は湯舟につかるのが好きな方が多いですよね。かくいう筆者もお風呂が大好きなのですが、ロンドンに来て一番困ったことが「お風呂事情」。水道代が異常に高い、バスタブが浅い、そもそもバスタブ付きのバスルームが少ない…と、日本のように毎日気兼ねなく湯舟につかるわけにはいきませんでした…。今回は、そんな入浴がもたらす効果と、効果を最大限に得るための方法についてご紹介させていただきます。
入浴で得られる3つの効果とは
皆さんはどのくらいの頻度で湯船に浸かっていますか?
これからの寒い季節、身体を冷やさないためにも、何かと忙しい年末に向けて疲れを溜めこまないためにも正しい入浴方法を押さえていきましょう!
実は、入浴には体の汚れを落とし清潔にするほかに、3つの効果があります。
1.浮力によるリラックス効果
お湯の中での浮力がかかり、体の重さが約9分の1になります。常に体を支えてくれている筋肉や関節など身体の緊張が緩み、心身に高いリラックス効果が得られます。
2.温熱による血流促進効果
身体を温めるということは、血の巡りを良くしてくれます。巡りが良くなることで、発汗作用や新陳代謝が活発になり血液中の老廃物や疲労物質が運び去られます。ドロドロの血液からサラサラな血液へと変わっていくのです。
3.水圧による呼吸の活性効果
湯量が多いほど水圧がかかり、横隔膜を押し上げて肺の容量を減らします。そこで肺は空気を取り込もうとするので、呼吸が深まり心拍数が上がります。それによって、さらに血の巡りが良くなり末端に滞っていた血液や体液を心臓に押し戻され、むくみや冷えの改善に繋がります。
シャワーだけでも身体は温まりそうですが、水圧のかからないシャワーだけではなかなか身体を温めることは難しいのです。湯船に浸かった時に「ふう〜」とつい出てしまうのは、この為かもしれません。
この3つの作用は湯船に入ってこそ得られる効果なのです。
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