立位ポーズがグラつく原因を改善｜５種のバランスポーズで「重心」を覚えるメソッド

立位ポーズがグラつく原因

立位ポーズが安定しない理由は、上半身の力みや足裏の不安定など、いくつかあります。でも、「この中で最大の原因は、重心がどこにあるのかわかっていないことです」とHANAE先生。 

・重心がどこにあるかわからない
・足裏が安定していない
・男性は力に、女性は柔軟性に頼りがち
・上半身が力んでいる
・骨盤と肩が平行でない

「二本脚で立つ」意識が苦手克服のヒントに！

「日頃から、二本脚で立っているようで実は立っていない人がとても多いんです。どういうことかというと、片方の脚だけに重心をかけていたり、『休め』の姿勢で片脚を投げ出すようにして立っていたり……」とHANAE先生。 

つまり、普段から「二本脚で立つ＝二本の脚に等しく重心をのせる」ということができておらず、下半身という土台を使い慣れていないことが、ヨガのポーズで片足になったときのバランスの悪さにつながっているのです。「体の中心である脊柱が、今どこに乗っているかを探すようにすると、大きく変わると思いますよ」

また、「立位のバランスポーズは、内側に力を集めたり、体を開放したりなど、大きく分けて５種類のとり方があります。ポーズに入るときと完成時でも重心は変わってくるので、体の使い方を確認してみてください」とHANAE先生。

ワークで意識を高めたら、３段階のステップで下半身の安定を確認しましょう。「同じポーズばかり練習すると、特定の部位ばかり鍛えられてしまいます。５種類をバランスよく練習することで、感覚が鍛えられるはず！」。早速チャレンジしてみましょう！

足への意識を高めよう

足は意外と感覚が鈍い部分。でも、細かな動きを繰り返し行うことで神経が活性化され、足裏全体で床を捉える感覚が養われます。

「足指じゃんけん」で指先まで意識を

両足の指を同時に動かして、「グー」「チョキ」「パー」とじゃんけん。思うように指先が動かなかったら、手を使って動かしても OK。

グー

チョキ 

パー 

タオルギャザーで足裏を鍛える

床にタオルを敷き、両足の指先でギュッとタオルをつかんで思い切り引き寄せる。足指の関節をすべて動かすイメージで行う。

５つの立位バランスポーズで重心の取り方を覚えよう

●片足で立つバランスポーズ：やり方はこちら

●体を広げてバランスをとるポーズ：やり方はこちら

●ねじってバランスをとるポーズ：やり方はこちら

●頭を下げてバランスをとるポーズ：やり方はこちら

●脚を上げてバランスをとるポーズ：やり方はこちら

教えてくれたのは…HANAE先生
北海道出身。幼少よりクラシックバレエを習う。第１子出産後ヨガに出会い、アシュタンガヨガを始める。2013年より現在の師である公式指導者クランティのマイソールクラスアシスタントに。現在UTLでTT2の指導を担当。 

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