手帳Night&Morning開催レポ|手帳を使ったセルフケア。ココロをチューニングした2日間
手帳Night & Morningがヨガジャーナルオンライン主催で5月16日の夜と17日の朝についに開催! 両日とも多くの方々にご来場いただき、自分軸手帳開発者のようこさんや、NOLTY広報担当の大江さん、大川さんにもご参加いただきました。ようこさんには制作者の目線から手帳の効果的な使い方についてのお話を伺い、ワークショップでは多数の手帳メーカーさまよりご提供いただいた手帳からお気に入りを選んで早速「ココロのチューニング」。 ヨガと手帳、全くジャンルの違う2つのコンテンツが紡いだココロ和むひとときの様子をお伝えします。
手帳Night & Morning

私、みやむらけいこが友人と2人で3年ほど前から始めた「手帳カフェ」という小さなイベントは、「自分時間」を味わうのがテーマ。講師や生徒は存在せず、手帳とゆるやかな時間をたまたまその日に同席した人たちと過ごす、というもの。ランチやコーヒーをいただきつつ手帳を真ん中にして思い思いに楽しむのだ。

そんなささやかな時間が意外と好評で、シールでデコるのが大好きな小学生女子から古希を迎えた男性まで、さまざまな人々が集い、語り、ココロをほぐす場となっている。
「東京でもできればいいな」と思っていた矢先、「自分時間、ココロのチューニング……ヨガと一致するところがありそう!」と、ヨガジャーナルオンライン編集部に背中を押されたのは3月。コーヒーチェーンでのほんの10分ほどの雑談中のことだった。

最初に決めたのは、手帳メーカーさまにご協力いただき、個性あふれる人気手帳を参加者にお持ち帰りいただくことだった。デジタル全盛の時代ではあるが、「お気に入りを手にする」高揚感は二次元を超えると信じているからだ。
テーブルの上は至れり尽くせりでホスピタリティに溢れている。運営スタッフたちの細やかな心遣いが溢れた手帳Night & Morningは、リラックスした雰囲気でスタートした。

まずは「ゆるふわ自己紹介」から
「自己紹介のルールを説明します」と話し始めると、きょとんとしていたみなさんの顔がふむふむ……と納得の表情に。ひとり2、3分の持ち時間を存分に使う工夫についてもお伝えした。

・本名を名乗らずニックネームで。
・仕事や年齢、未婚・既婚、家族や住所は言わない。
・話すことは「好きなこと・もの・人や興味のあること」

「ほなニックネームの50音順でいくで~」
大阪人は世界中どこへ行っても関西弁で通すので有名だが、私もあいにくバイリンガルではないのでお許しをいただいた。
一風変わった自己紹介にも「面白そう!」と前のめりになってくださるのがありがたい。参加者の多くはヨガジャーナルオンラインの読者=ヨガ好きな方だけあって「他人と自分を比べず、自分と向き合う」という意図もすぐ理解してもらえた。

自分軸手帳開発者・ようこさんのお話
各社からご提供いただいた手帳の中で特に個性的だったのが「自分軸手帳」。開発者のようこさんが公式ガイドブックを携えて登場し、開発秘話や「自分軸を見つけるワーク」や自身が主催するオンラインサロン「手帳部」について解説する。手帳イコール予定を書くもの、という既成概念から大きくステップアップした「新しい手帳の使い方」に、会場全体がグイグイと惹きつけられていった。「手帳で自分と向き合う時間を味わって欲しい」ようこさんの言葉がココロに沁みたようだ。

お気に入りの手帳をセレクト
トークに続いては各社の手帳を動画や記事でご紹介し、いよいよ手帳セレクトタイム。サイズやレイアウトが豊富なNOLTYと和気文具のJSダイアリーに全員が興味津々。

そんな中、1番人気となったのは自分軸手帳。ようこさんの熱のこもったプレゼンを聞いて共感した方が「これがいいです!」と抱きしめるように手にされていたのが印象的だった。

手帳タイムにトライ!
お迎えしたばかりの手帳に、まずは今日の手帳Night&Morningのこと、同席した方のニックネームや選んだ手帳のこと、気づきなどを思いつくままに書き込む。

「頭の中にこびりついている『取るに足らないこと』……例えばゴミ収集日の前日に印を付けておいて整理整頓の日にするとか、賞味期限の迫った冷蔵庫の食品をピックアップしておくとかそんな細かいことほど、書くとスッキリしますよ」というと、半分くらいの人が「へぇ!」「そうか!」とニッコリと顔を上げてくれた。。

中には「今まで何度か手帳に挑戦したけど挫折して……」という方もおられたが、ひとまずこの日はスルスルと全員がペンを走らせていた。
「誰かに見せるものじゃない」ことだけをココロにとめておけば、何でも書けるし使い方は無限だ。

「そもそも何を書けばいいの?」「空白ができちゃう」「間違うとテンション下がるよね」
そんな悩みの解決法も例を挙げて色々お伝えしたけれど、今回1番ウケたのは「間違いを修正テープやシールで消さない」メソッド。
ゆるふわ自己紹介の直前よりも「きょとん」率がかなり高かったが、その意味をお伝えすると、実にスッキリした表情をしながら同じビートでうなづかれていて、ちょっと圧倒されたほどだ。

手帳は他人に鑑賞してもらう作品ではなく自分のリアルを書き留めるものだから、書き間違いもリスケも全て自分に起こったこととして残しておく。こうすればミスろうが汚くなろうが「止める」理由にはならない。
「間違ってしまった自分を許すということがいかにできていなかったかを痛感した」
「誰に見せるわけでもないはずの手帳を、誰かに見られた時のように使っていたことに気づけた」
とは参加者さんの声。中にはイベント途中に間違えたページを開いて「ほら、もうガッツリ間違っちゃったから何も怖くなくなりました!」と笑顔で見せてくださる方もいた。

最初は「手帳でココロのチューニング」と聞いてもピンとこなかったと思うけれど、日ごろ起こるさまざまな出来事でワサワサした自分を1つにまとめて見つめなおす時間を味わうには手帳はとっても親しみやすいツールなんじゃないかな、と私は思っている。毎日じゃなくてもいい、ちょっと疲れた日や上手くいかなかった日は、朝でも夜でもお家でもカフェでも……手帳を開いて「ココロのチューニング」をぜひ試してもらいたい。
手帳Night&手帳Morning
主催:ヨガジャーナルオンライン
協力:自分軸手帳・クツワ株式会社・和気文具・CITTA手帳・ヨガ手帳・NOLTY(株会社日本能率協会マネジメントセンター)・株式会社デザインフィル・コクヨ株式会社(順不同)
手帳カフェ問い合わせ先:565gorockgo★ymail.ne.jp
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