医師が「間食」に選んでいる、血糖値を急上昇させない意外な組み合わせ|甘いものは付き合い方次第?
「先生、甘いものってやっぱりダメですよね?」―外来で本当によく聞かれます。そのたびに私は、少し笑ってこう答えます。「ゼロにしなくていいですよ。ただ、食べ方を変えましょう。」私は現役医師として、血糖値、HbA1c、インスリン抵抗性を常々意識しています。でも同時に、甘いものも普通に好きです。疲れた日のチョコレート、会議後の和菓子。正直、癒やされます。大事なのは「食べるかどうか」ではなく、「どう食べるか」です。詳しく解説します。
なぜ間食で太るのか
問題は量より“血糖の波”です。
空腹時にクッキー数枚。甘いカフェラテだけ。ーこれをすると、血糖値は急上昇します。
するとインスリンが大量に出る。その後、血糖が急降下。
結果、
・また甘いものが欲しくなる
・眠くなる
・イライラする
この“ジェットコースター”が体脂肪を増やし、血管を傷つけます。
私は患者さんに、「甘いものを悪者にしない代わりに、単独で食べないでください」と伝えています。
私が選ぶ「意外な組み合わせ」
ここからが本題です。
私が間食でよくやる組み合わせは、甘いもの+タンパク質 or 脂質。
例
- ダークチョコレート+素焼きナッツ
- 和菓子半分+無糖ヨーグルト
- 小さなバームクーヘン+チーズ
- どら焼き半分+ゆで卵
「え、卵?」と言われますが、本気です。
糖質単体を避ける。これが最大のポイント。
実際の患者さんの変化
40代女性。午後3時に必ず菓子パン。HbA1cは境界域。夕方に強い倦怠感。
提案したのは、「菓子パンをやめる」のではなく、「量を半分にして、ナッツを足す」。
最初は半信半疑。でも1か月後、「夕方のだるさが減った」と。
血糖の上がり方が緩やかになるだけで、体感はかなり違います。
なぜ組み合わせが効くのか
タンパク質や脂質は、胃の滞留時間を延ばします。
つまり糖の吸収がゆっくりになる。
血糖の急上昇を防ぎ、インスリンの過剰分泌も抑えられる。糖質を“包み込む”イメージです。
ヨガや運動をしている方なら、呼吸を整えると動きが安定する感覚に近いかもしれません。
血糖も、整えてあげれば暴れません。
量よりタイミング
もう一つ大事なのは、タイミング。
私は空腹が強すぎる状態で甘いものを食べません。
その前に、少量のナッツやチーズを入れることもあります。
空腹MAXは、血糖が乱高下しやすい。
また、夜遅い間食は基本しません。食べるなら午後。
血糖は夜のほうが上がりやすいからです。
私のリアルな間食例
かなり現実的にいきます。
- カカオ70%以上のチョコ2かけ+アーモンド5粒
- 羊羹ひと切れ+無糖緑茶+くるみ
- アイスを食べる日は、食後に少量
完璧ではありません。
でも「単独ドカ食い」はしない。それだけ守っています。
甘いものを敵にしない
我慢はストレスになります。ストレスは血糖を上げます。
つまり、「絶対食べない!」は逆効果になることも。
私は患者さんに、「食べるなら、賢く食べましょう」と言います。
糖質は悪ではなく、大事なエネルギー源です。
問題は、急激さなのです。
まとめ
甘いものは付き合い方次第でOKです。
医師として私が意識しているのは、
✔ 糖質単独にしない
✔ タンパク質や脂質と組み合わせる
✔ 量を少なめに
✔ 夜は避ける
間食はゼロにしなくていい。でも“賢く”。
血糖が安定すると、
・眠気が減る
・イライラが減る
・体脂肪が増えにくい
・肌の調子も安定する
甘いものは、敵ではなく“コントロールする対象”。
明日の間食、チョコにナッツを添えるところから始めてみてください。
それだけで、体の反応はちゃんと変わります。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
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