おやつを食べても太りにくい時間帯がある!?時間栄養学から見る間食を摂るタイミングを栄養士が解説
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ダイエット中でもついつい食べたくなるお菓子。お菓子を我慢することでストレスを溜めてしまうこともありますね。実はお菓子を食べても太りにくい時間帯があるんです。同じカロリーのお菓子を食べても脂肪に変わりやすい時間帯と変わりにくい時間帯があるのです。この時間帯を利用して、太りにくい時間帯にお菓子を楽しむことがおすすめです。今回は、このお菓子を食べても太りにくい時間帯とおすすめの間食について管理栄養士が解説します。
太りにくい時間帯はいつ?
おやつを食べても脂肪に変わりにくい時間帯は、ずばり、14時〜16時!私たちの体には、脂肪を溜め込んだり、脂肪細胞を作り出す「B-MAL1(ビーマルワン)」というたんぱく質が存在します。このB-MAL1は体内時計と関連し、分泌量が時間帯によって変わるのです。分泌量が多くなる時間帯は20時〜深夜2時頃。夜遅くに食べると太りやすいというのはこのB-MAL1の分泌量が関係しているんですね。そして、脂肪をため込むB-MAL1の分泌量が少なくなるのが14時から16時です。15時頃が一番少なくなるので、「15時のおやつ」は理にかなっているんですね!!
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ダイエット中のおやつの摂り方
① 1日の間食量は100Kcal〜200Kcalに抑えましょう
② お菓子は小袋や小皿に取り分けて少しづつ食べましょう
③ ナッツ、ヨーグルト、フルーツは代謝に必要な栄養素も補えるのでおやつに最適
④ ながら食べではなく、時間を取ってゆっくりと味わって食べましょう。温かい飲み物と一緒に摂ると満足感もアップします
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まとめ
B-MAL1を正常に働かせるためには、生活リズムを整えることが大切です。朝起きたら朝日を浴びて、夜更かしなどは避け、十分な睡眠をとりましょう。まずは生活リズムを整え、B-MAL1を活発化させて痩せやすい体質を作っていきましょう。
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【参考】
ライター/浅野いずみ
行政管理栄養士として保育園や老人ホーム等の施設衛生・栄養管理の指導に従事。その後フリーランスとして特定保健指導やダイエットプランナーとして個人の栄養や健康をサポートしている。食材の持つ力や組み合わせ、効果的な調理法についてのテーマを中心に、食べることが楽しくなるような執筆を心掛けている。
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