【アーユルヴェーダで季節の変わり目の不調改善】今秋は「火」を意識して過ごすとよい?理由と実践法


今年は長雨の多い夏で、ちょっぴり不完全燃焼のような、後ろ髪惹かれながらのあっという間の10月です。 煮え切らない夏を感じながらも、気温が高い中では無意識に身体は冷却を求め、冷たいものを食べたり飲んだり、涼しい場所を好みたくなるもの。 これが夏というものです。 夏のバトンを秋へ、軽やかにスタートするために取り入れたい3つのピッタ(火のエネルギー)をご紹介します。
アーユルヴェーダってなに?
アーユルヴェーダとは、5,000年以上前にインド・スリランカで生まれた世界最古の予防医学の一つです。
主に瞑想やヨガ、オイルマッサージ、呼吸法、ハーブを用いた食事療法などで、毎日の生活に取り入れて病気を予防し、心と体の健康を保つことを目的としています。一般的に良いとされる食事法や健康法は、必ずしも全ての人にとって良いとは限らないので、本当に自分に合うものを選ぶことが大切です。私たちの身体を構成している基本組織でもある、自然界の3つの生命エネルギー”ドーシャ”をもとに、いまの自分の状態を見て、必要なものや手放すものを選んでいきます。
生命エネルギー”ドーシャ”とは?

アーユルヴェーダでは、人の身体にはヴァータ(風のエネルギー)、ピッタ(火のエネルギー)、カパ(地のエネルギー)と呼ばれる3つの生命エネルギーがあるとされており、この3種類のエネルギーを“ドーシャ”と呼びます。
わたしたちはどれも持っていますが、3つのうちどれかが優勢であることが多く、これが自分のメインのドーシャタイプとして働いています。
これらのバランスを保つために大切にしたいのが、食事・生活習慣・環境の3つの要素。ドーシャは、気分やライフスタイル、年齢や季節などあらゆることに影響されます。特に季節の変わり目は、外的要因からの影響も大きく、体調や気分が変化しやすい時期。夏から秋にかけて乱れがちなドーシャを整えやすくするための工夫が必要です。

アーユルヴェーダでは、夏=ピッタ(火のエネルギー)の要素が強くなると言われています。今年は長雨が多く、高湿度と低気圧が乗っかってきたものだから、湿ったマッチに火がつかないように、不完全燃焼を味わった夏だったように感じます。そのため、なんだかズルズルと夏の疲れを引きずってしまっている、そんな声をたくさん聞きます。
そこで夏から秋へ、乱れたドーシャを整えるために意識したい3つのことをご紹介します。
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