元CAが教える危機を意識したお籠り術|ストレス環境に負けない&免疫力を下げないために
“いつもの香り”で気持ちを鎮め、自分のペースをキープする
家で過ごす時間が長くなり、自由が制限されたために中には息苦しく感じる人もいるようです。そんな時に取り入れたいのが香りです。部屋の中で好みの香りを炊くと、さっと気持ちを切り替えることができます。色々な香りに浮気せずに自分の香りを持っておくと、疲れた時にはその香りがお守りになってくれます。
筆者はフライトバッグにいつも同じルームフレグランスを入れ、仕事先のホテルの部屋で「なんとなく落ち着かない」と感じる時に香らせるようにしていました。「いつもの香り」そう感じる瞬間に緊張がほぐれ、ふっと緩むことが出来ました。
いつも携帯していたのは、約400年の歴史がある世界最古のフィレンツェの薬局「サンタ・マリア・ノヴェッラ」の「アルメニアペーパー」です。
芳香樹脂やオリエンタルスパイスの浸剤を染み込ませたアルメニアペーパーは、お香のように炎を出さずに燃やして使用し、室内を薫らせます。また、火をつけずにそのまま引き出しの中や、クローゼットに入れて衣類などを香らせることもできます。
フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ修道院に務めるドミニコ会の修道僧が自ら栽培した草花を使い、修道院内で薬剤・軟膏・鎮痛剤を調合したことから始まった「サンタ・マリア・ノヴェッラ」のアイテムは、芸術品のよう。美しい瓶に入ったルームスプレーやハーブウォーター、ポプリといったアイテムが幅広く揃います。
メディチ家をはじめ多くのヨーロッパ貴族たちに愛され続け、今も世界の人々から支持されている名ブランドです(日本には、銀座・丸ノ内・日本橋などに店舗があります)。お籠り時間を気持ち良く過ごしたいときに、是非そばに置いておきたい香りです。
重要書類を整理し、常に情報をアップデートする
CAはデスクワークがありませんが、スタンバイの日やホテルの部屋では機内におけるエマージェンシーマニュアルの差し替えや書類整理などをマメに行い、常に最新の知識をリマインドするようにしています。こうすることで、いつも“いざ”という時に備えているのです。
一方、ステイホームの間「整理整頓をする時間を持てるようになった」という声を聞くようになりました。時間が出来た今こそ、書類やパソコンのデータを整理するチャンスです。
筆者は、書類整理をする時には断捨離をする一方で、お世話になっていた方にお礼状を書いたり、フライト中にもしものことがあった場合のために家族宛に手紙を書き、通帳情報などを残していました。同期のCAの中には、部屋の中に見られたくないものを残さないよう、処分してからフライトすると言っていた人も。書類や連絡事項が整理されると気持ちが軽くなるので、本当にやりたいことへのモチベーションがアップしました。
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