元CAが教える危機を意識したお籠り術|ストレス環境に負けない&免疫力を下げないために
コロナ禍のニュース一色のこの頃。目に見えないウイルスとの闘いで世界中の人々が自宅待機となり、ほとんどの時間を家で過ごすようになりました。緊急事態宣言が解除された今でも、以前と同じように街へ繰り出すより、自宅で過ごすことを選ぶ人も多くいます。身を守るための対策を考え、家の中で出来るだけのことをしよう…そう考えた時、元CAの筆者はふと気付きました。「危機に備えるお籠りは、エアラインクルーが習慣的に行っていることと共通点があるかもしれない」と。
時差や乾燥、気圧の変化の激しい上空という特殊な環境で“万が一の事態“を想定しながら仕事をし、乗務後はステイ先のホテルで体力貯金をしながら心身のコンディションを整える。ストレスの多い職場環境でも笑顔を絶やさずに仕事を続ける気力と体力は、ステイ先ホテルの“お籠り時間”中に作られています。その過ごし方をご紹介します。
良質な睡眠のために...疲れている時こそあえて「運動」を
「コロナの情報を見続けているせいか、疲れているけれど頭が冴えて眠れない」そんな声をよく耳にします。睡眠中に活性化するホルモンのメラトニンは、免疫力を高める働きをします。睡眠の改善でメラトニンを増やすことは、とてもシンプル。そして余計なお金もかかりませんし、体内で作られます。なんとか良質な睡眠をとりたいものです。
CAの場合、時差ボケや乗務れで眠れなくなりそうなことが頻繁にあります。そんな状況を断ち切るため、多くのクルーが習慣にしているのが、疲れているときに無理をしない程度に行う運動です。
身体のだるさを感じる時、なにもしたくないときには、つい、ベッドで横になりながら携帯チェックをしたり、ゴロゴロしながら過ごしたくなってしまう人も少なくないかもしれません。でも、こういうときこそ、あえてエクササイズをして体に適度な刺激を与え、熱めのシャワーを浴びた後にベッドに入ってしまうのです。そうすることで、自然な眠気を誘いやすくなります。
フライト後に「今日は特別疲れちゃったね」そう口にした先輩CAたちが、ホテルに着くや否や着替え始め、ジムに走りにいく様子を見て「疲れたと言っていたのに、追い打ちをかけるように走りにいくとは」そう思い、最初は驚いたものです。でも、運動をすることでストレスや時差、溜まった疲れを一気に流していると聞き、納得しました。睡眠をコントロールする方法を先輩CAから学んだので、コロナ籠りの今、眠りが浅くなってしまったときにはベッドから起き上がり、ヨガと半身浴をしてから再びベッドに入るようにして睡眠の質を高めるようにしています。
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