「人と比べて落ち込んでしまう…」|心に効く“ヨガ哲学の処方箋”

 「人と比べて落ち込んでしまう…」|心に効く“ヨガ哲学の処方箋”
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谷戸 康洋
谷戸 康洋
2018-12-17
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ヨガの教えの中に「ウパラマ」という言葉があります。ウパラマとは自分自身の役割に留まることです。人はそれぞれの役割があり、一人一人が特別な存在です。花にも、色、形、大きさ、咲く季節、咲く場所が違うように、人も皆が比べようのない素晴らしい存在です。自分の性格や体型、家族や仕事、それらに優劣は本来ありません。比べてしまう考えが存在しているだけです。

今の自分や環境に、満足できるところや、感謝できること、得をしたことも、たくさんあると思います。比べた相手が、本当に幸せかどうかはわかりません。自分の持っていないものを、持っているように見えても、自分以上の悩みを抱えているかもしれません。

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まずは、満たされているところに気づき、感謝をすること。それは比べてしまう感覚を薄くしてくれます。昨日の自分よりも、日々挑戦しながら、新しいことを経験しているので、毎日が成功していますし、自分の望みが達成できたら大成功です。自分の与えられた個性を生かし、支えられていること、満たせれていることに感謝して、失敗も成長と捉え、自分自身のベストなマネージャーになる練習を日々の中で実践していきましょう。

教えてくれたのは…
谷戸康洋先生
器械体操でインターハイ、国体に出場した経験を持つ。2006年、whitebirch yoga groupを設立し、2012年に自身のスタジオ「fika」を山梨県にオープン。全国のイベントやワークショップでも指導を行う。ヨガジャーナル日本版連載「漫画で読むヨガ哲学」を監修。

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