「私にはできない、と諦めてしまう…」|心に効く“ヨガ哲学の処方箋”

 「私にはできない、と諦めてしまう…」|心に効く“ヨガ哲学の処方箋”
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谷戸 康洋
谷戸 康洋
2018-12-02

ヨガジャーナル本誌で『漫画で読むヨガ哲学』を監修している谷戸康洋先生が、悩めるヨギに向けて送る“ヨガ哲学の処方箋”。連載形式で、ヨガ哲学の学びから考える、こころのメンテナンス法を学びます。今回は「私にはできない、と諦めてしまう…」という悩みに向き合います。

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簡単な質問をします。
①野球ができますか? ②サッカーができますか? ③料理ができますか? ④絵が描けますか? ⑤ピアノは弾けますか?
5個の質問のうち、いくつ”Yes”があったでしょうか?
この質問で尋ねていることは「できる・できない」で「上手い・下手」を尋ねているわけではありません。

①の野球はボールを自分より前に投げることができて、バットを持って振れればできます。②のサッカーも歩けて、足にボールを当てることができればできています。③の料理も材料を手でちぎって鍋にいれることができればできています。
他の質問も全て同じで、「上手い・下手」を尋ねているわけではないので、実は全て「できる」のです。しかし、頭の中で「できる・できない」の質問に「上手い・下手」を重ねて考えてしまい、自分が下手だと思うことを「できない」と思い込んでしまいます。「できない」と思うことによって、行動することも可能性もなくなってしまいます。

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