30歳まで恋愛経験がなかった女性が複数恋愛に没頭…極端な行動の背景にある繊細さとは

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30歳まで恋愛経験がなかった女性が複数恋愛に没頭…極端な行動の背景にある繊細さとは

かくれ繊細さんは、好奇心旺盛で、感受性の高い人たちです。 普通の人たちから見たらメンドクサイ反応や思考回路を持っているので、自信をなくすことが多い。その反面、観察力、洞察力、想像力、集中力に優れているので、その力の扱いようによってはすごい力を発揮します。 「いったいどうやったら結婚できるの?」という疑問をいただくことも多いので、この方たちの恋愛・結婚について(果てしなさそうですが)傾向やちょっと一般的でないこだわりや落とし穴について掘り下げる連載です。

かくれ繊細さんは、好奇心旺盛で、冒険心もたくましい人たちです。恋愛においても、その好奇心や冒険心が現れます。そう聞くと、「かくれ繊細さん女子=肉食女子」のようなイメージを持たれたかもしれませんが、まるで違います。人目を気にするため、恥ずかしい(はしたない)行動を避けます。ですから、見るからに肉食と思われる行動をとらないのです。だから、実のところかなり肉食系の動きをしているにもかかわらず、そう思われることなくこっそり羽目を外しているかもしれません。そこが、かくれ繊細さんの、はた目からわかりづらいところ(二面性)と言えると思います。

今日は、そんなこっそり羽目を外しているRさんの恋愛について書いてみたいと思います。

本日のかくれ繊細さんの恋愛を語ってくださったのは、30代の女性Rさんです。Rさんには、記事にすることは事前承諾済みでインタビューを受けていただきました。

人は恋をすると、気持ちを伝えようと高ぶったり、伝えられなくてうじうじしたり、そうこうしているうちに相手が誰か他の人に目が向いてしまったり、夜も寝られないくらい後悔したり、相手が自分に気があるかもしれない兆候に舞い上がったり、誰かとなぜだかいい雰囲気になる喜びに心躍らせたり、相手とうまくいくと嬉しくてドキドキしているのに平気なふりをしたりと、心が上がったり下がったりしてとても忙しいですよね。

Rさんに、これまでの恋愛と現状について赤裸々に語っていただき、読んでくださったかくれ繊細さんに共有させていただくのがこの記事の趣旨です。

ただでさえ恋愛のし方なんて、大っぴらに言うものではない上、昨今性的にオープンになってきたとはいえ、かくれ繊細さんの恋愛のし方はやっぱりちょっと独特で常識の範囲に収まらないところも多々あるから、ひとりで孤独に抱えて悶々としがちだと思うんです。

この記事は、決して人前で語ることができないかくれ繊細さんの恋愛のし方をコトバにしていただき、「自分の感じ方がおかしいわけではないんだ」と安心していただくという目的で公表しています。

「長く男性とつきあわなかった」Rさんのプロフィール

Rさんは、37歳女性。職場は小回りのきく規模で、決済権もあり、かくれ繊細さんが力を発揮しやすい環境です。

もともとは仕事の時間を超過するのが当たり前なブラック企業に勤務していたのですが、当時の取引先だった今の会社の社長に「Rさん、うちに来てみない?」と誘われて転職しました。Rさんはおそらく、関わる方に気に入られやすい方で、今回、インタビューでお会いした時もするりと胸のうちに入ってきてくださるような人懐こさがあり、おそらく職場でもムードメーカーです。人当たりが良くて、さりげなく配慮するけど、配慮を配慮と思わせないような無邪気さも持ち合わせています。仕事でも、人をいやな気持ちにしないだろうなぁ。だから、「うちの会社に来ない?」と誘っていただけたのだろうと思います。 

そういう方の悩みになりやすいのは、「相手に忖度しすぎて強い言い方ができない」ということと、「この会社で何がしたい?」と言われても「これ」というものがないこと。周りが喜んでくれるのが喜びであるかくれ繊細さんらしいと言えます。この悩み、あなたにも思い当たる節はありますか?

学生時代・見た目の可愛さで選別される洗礼を受けて

では、恋愛に関してはどうかというと、初めて人を好きになったのは幼稚園時代。とはいえ自ら気持ちを伝えるわけではなく、ただ「いいな」と淡い恋心を持っていただけだったそうです。

小中高一貫の女子校に通ったRさん。高校を卒業すると、そこに待っていたのは「かわいい子はモテる」という世界でした。見た目であからさまに格付けされる洗礼を受けます。この洗礼は、かわいいと言われる側でない人にとっては、驚き、おののきます。同性の友達とわいわい過ごしつつも、かわいい同級生が男子に誘われているのをちらりと横目で見る日常。傷つきます。傷ついているんだけれど、平気なフリをするしかない状況です。そして、自分の中にある屈辱感に気づかないふりをする大学時代。自ら察して、「私は及びじゃないわよね~」とわかってる人であろうとしたりして。多感な10代後半に、「自分は女性として魅力的ではないのだという事実を突きつけられた」というRさん。傷ついても、それを表に出せず、「モテないこと」「彼氏ができないこと」「選ばれないこと」が人知れずコンプレックスと化し、自信のなさを助長する結果となりました。Rさんはそのまま社会に出て、30歳まで誰とも付き合うことなく過ごしたそうです。

AUTHOR

時田ひさ子

時田ひさ子

HSS/HSP専門カウンセラー。繊細で凹みやすいが同時に好奇心旺盛で新しいものへの探求欲が旺盛なHSS型HSPへのカウンセリングをのべ5000時間実施。講座受講生からのメール、LINEのやりとりは月100時間以上。著書に『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』(フォレスト出版、2020年)がある。

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