3つのエネルギー：オージャス、テジャス、プラーナとは？アーユルヴェーダで内側から輝きを得る方法

①プラーナ

プラーナは生命のエネルギーです。プラーナは空気のように動きによって特徴付けられるため、ヴァータとほぼ同等と見なされます。–ヴァータは私たち全員が何らかの手段で運ぶ空気の要素で構成されています。プラーナとヴァータは連携して働きます。このエネルギーはヴァータの気流によって運ばれ、あなたの注意力の動きに支配され、あなたの体の周りを循環します。ヴァータのバランスが崩れると、生命エネルギーの循環が損なわれる可能性があります。忙しい日々の生活の中で、生命エネルギーや注意力の動きとの接点を失いやすくなります。セルフケアとセルフラブに注意を払うことにゆっくりと確実にコミットすればプラーナに良い結果がもたらされます。

最適な健康状態のために、プラーナとそのスムーズな循環は注意して育む必要があります。適度な運動、質の高い食事、十分な休息、良い仲間、そして自分を愛すること、この全てが生命エネルギーを作り上げます。ストレスや心配事などの精神的苦痛は、生命エネルギーを最も失ってしまう原因になるかもしれません。プラーナのリズミカルな循環が中断されると、コレステロールが動脈を塞いだり、ガスが腸に詰まったりするなど、身体的な問題が引き起こされる可能性があります。しかしながら、精神的な原因（慢性的なストレス、心配事、悲しみ、または肉体から切り離された状態（全てコンピューターで運動なし）は、現代社会における病気の進行の原因となる身体的な原因と同じくらい重要な可能性があります。

プラーナと感覚

サトルボディ（微細な身体）の重要な部分である五感は、ストレスの主な要因であり、病気の3つの原因因子の1つとしてランク付けされるにふさわしいでしょう。

眼球と耳たぶは物質的に見えるかもしれませんが、心と密に繋がっており、プラーナがないとうまく機能しません。これがサトルボディの一部とみなされる理由です。虎や山火事などの危険から自分自身や身近な若者たちを守ろうと働く生存本能は今日にも受け継がれています。生存本能は現在、これまで以上に、経済的負担に直面したり、子供達が生きる道を探したりするような細かな原因のために機能しています。五感を働かせて継続的に精神的な注意を外に向け続けることは、神経系を常に刺激することになります。エネルギーが自然と外側に向かって動く際、静かな時間を持つことによってバランスを取らなければ、刺激のレベルが高まったときにストレスやエネルギー不足が生じてしまいます。

毎日のセルフケアの実践でこの現象に対処することができ、感覚を養って保護することによってプラーナを守ることができます。健康的な毎日の食事や運動はストレスを減らし、エネルギーを増やします。鼻孔から始まり心臓で終わるプラーナの経路は、呼吸と密接な関係にあります。呼吸は生命を与える活動であり、決して無視できません。多くのヨガと瞑想の技術の中心にある呼吸に注意を向けると、感覚と心が静まり、プラーナの座である心に栄養が行き届きます。リズミカルな呼吸は、ヴァータのバランスを整えるセラピーと考えられており、これから紹介する呼吸のプラクティスと同様シンプルです。

プラーナを整えるプラクティス：サマ・ヴリッティ・ウジャイ（等間隔呼吸法）

サマは「バランスの取れた」を意味し、ヴルティは「変動」を意味し、ウジャイは「勝利」を意味します。この呼吸法は、心のゆらぎを克服します。これは、呼吸の変動を均一にすることによって達成されます。

1.気が散らない心地よい姿勢で座り、タイマーを５分間セットします。

2.目を閉じて3回呼吸し、ただ落ち着かせます。

3.息を吸いながら1から4までカウントし、4で息を吸い切ります。

4.息を吐きながら1から4までゆっくりとカウントし、4で完全に息を吐き切ります。

それぞれリズミカルに４回ずつ数えながら吸ったり吐いたりを繰り返します。それらを同じ長さと強さにすることに集中しましょう。これには多少の練習が必要かもしれません。吸う呼吸は簡単で吐く呼吸は難しい、もしくはその逆だと感じるかもしれません。数えることでリズムを保ちやすいでしょう。それを守り、注意を払い、タイマーが終りを告げるまで続けます。時間の経過とともに、必要に応じて練習時間を段階的に増やすことができます。一定のリズムで呼吸する時間が長ければ長いほど、より安定してリラックスした気分になり、その気持ちが長く続きます。

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