3つのエネルギー：オージャス、テジャス、プラーナとは？アーユルヴェーダで内側から輝きを得る方法

②テジャス

もしセルフケアを熱心に行っていて友人から“輝いている”と言われたら、それはテジャスが作用している証拠です。テジャスとは、燃えた火が一旦落ち着いたとき、くすぶる燃え残りが穏やかに継続的にエネルギーの源を発し続けるようなものです。テジャスは、バランスのとれたピッタ・ドーシャのわずかな側面、もしくはあなたの体質の中でも燃えるような部分であり、食物と情報の代謝を支配します。また、体と知性の両方につや・輝き・華麗さをもたらします。テジャスは、肌に光沢のある輝きを与え、目を輝かせ、シャープでクリアな心をもたらします。そして、サットヴァと呼ばれる私たちを取り巻く世界をはっきりと認識することに関与しています。テジャスがバランスのとれた状態では、妄想やボーッとした状態を消し去り、真の自分を明らかにします。

テジャスを整えるためのプラクティス：リトリート

テジャスは、すっきり燃焼できる食事（愛情込めて作られた栄養価の高い食品）の摂取、力強い消化力の維持、心が経験と感情を処理するための十分な時間とスペースによって上昇します。摂取量が多すぎたり、誤った種類を摂取したり、変化のためのエネルギーと注意力が欠落したりすると身体の輝きが損なわれます。リトリートが輝きをもたらす理由はこれです。十分な休息とセルフケアの時間と回想はどんなリトリートでも重要な課題の一つです。日常生活に着実に取り組むことにより、健康に注意を払い、いつも時間に追われるのではなく、本当に必要なことに時間を割く習慣を身に付けることで、残り火を明るく燃やし続けることができます。薪を焚べるかのようにあまりに早いと、テジャスが圧倒され、曇った顔つきと感じ方に繋がります。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。