朝の「パン」にひとふりするだけ!血糖値の急上昇を抑える意外な調味料|管理栄養士が解説
朝ごはんの定番メニューといえば、みなさん何を思い浮かべますか?日本の朝食の割合はご飯よりパンの方が多いというアンケート結果があります。手軽に食べられるため朝の忙しい時間にうってつけのパンですが、血糖値が上がりやすいデメリットも…。今回は朝のパンにひとふりするだけで血糖値の上昇を抑えやすいシナモンについて解説していきます。
シナモンのはたらき
シナモンは独特の甘い香りが特徴のスパイスで、ポリフェノールなどの成分を含んでいます。シナモンの摂取によって空腹時血糖値などに変化が見られたという報告があり、現在血糖コントロールとの関係について研究が進められているスパイスのひとつでもあります。
なぜシナモンが血糖値に影響を与える可能性があるかというと、シナモンに含まれるシンナムアルデヒドやポリフェノールがインスリンと似た作用を与え、インスリン受容体を活性化させると考えられているからです。
さらにシナモンは糖質分解酵素の阻害や胃からの内容物排出の遅延にも作用すると考えられており、これらの作用により血糖値の上昇を緩やかにするのではないかと注目されています。
朝のパンにシナモンを入れるメリット
シナモンの魅力は手軽に支えて料理に豊かな香りを加えられること。例えば、朝のトーストに少量ふりかけるだけで香りを楽しみながら満足感のある朝食を食べることができます。シナモンの甘い香りを生かすことで、砂糖の摂りすぎを抑えることも可能です。
ただし、シナモンを加えればパンの糖質が減るわけではありません。血糖値が気になる方は、シナモンだけに頼らず、朝食全体のバランスを意識する必要があります。
血糖値の急上昇を抑えるための朝食の工夫
血糖値対策においてパンの種類や組み合わせにも工夫が必要です。
食パンはよりGI値が低い全粒粉入りの食パンへ変更したり、ライ麦パンへ変更することで血糖値の上昇を緩やかにすることが可能です。また卵やチーズ、無糖ヨーグルトなど、たんぱく質を含む食品を組み合わせると腸への移動スピードが遅くなり、血糖値の上昇を緩やかにできる可能性があります。
食後に無理のない範囲で歩き、体を動かすことも大切です。
血糖値が気になる方はシナモンを取り入れると同時に、こうした食事・生活習慣にも取り組むことをおすすめします。
シナモンの摂りすぎには注意
シナモンは一般的に少量使う分には取り入れやすいスパイスですが、大量に摂取すれば良いというものではありません。
特に広く流通しているカシア(ニッケイ)シナモンには摂りすぎると肝臓に悪影響を及ぼすクマリンが含まれています。そのため、クマリン含有量の少ないセイロンシナモンを少量ふりかけることをおすすめします。
まとめ
シナモンはいつものパンに手軽に取り入れやすい身近なスパイスのひとつで、血糖値の上昇を緩やかにできる可能性があります。
大切なのは、シナモンだけに頼るのではなくパンの種類や食べ合わせ、食後の活動にも目を向けること。
明日の朝はパンにシナモンをひとふりしながら朝食全体のバランスを見直してみてはいかがですか。
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