朝フルーツにシナモンを振るだけで“むくみ&冷え”改善。寒い季節の朝に手軽にできる温活朝ごはん

朝フルーツにシナモンを振るだけで“むくみ&冷え”改善。寒い季節の朝に手軽にできる温活朝ごはん
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秋の朝は体が冷えやすく、代謝も落ちがち。そんな季節におすすめなのが、「フルーツ×シナモン」の組み合わせ。手に入りやすい秋の果物にシナモンをひとふりするだけで、血流の巡りをサポートし、むくみや冷え対策に役立ちます。

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フルーツ+シナモンの効果とは?

シナモン(桂皮)には、毛細血管の血流を促す働きがあるとされ、体を内側から温める効果が期待できます。特にシナモンに含まれるシンナムアルデヒドが血管拡張作用を示すことが報告されています。

また、インスリンの働きをサポートして血糖値の上昇を緩やかにする可能性があることから、糖代謝のバランス維持や体内のエネルギー効率改善にも寄与します。さらに、抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富で、季節の変わり目の不調ケアや肌の健康維持にも役立ちます。

シナモン
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おすすめの秋フルーツ

りんご:整腸作用のあるペクチンが豊富。加熱すると甘味が増し、冷えた体をやさしく温めます。
梨:水分補給とむくみ改善に役立つカリウムを含み、体内の余分な水分排出を促します。
柿:ビタミンCやβカロテンで美肌ケアにも◎。体を冷やしやすいため、温かい紅茶と一緒に摂るのがおすすめです。
バナナ:手軽で食べやすく、カリウムが豊富で筋肉の働きやむくみケアをサポート。朝のエネルギー補給にも最適です。

朝に実践するポイント

食べやすい大きさにカットした果物に、シナモンパウダーを軽くひとふり。
冷えが気になる日は、加熱したフルーツ(りんごのコンポートや焼きバナナなど)にかけると、より体が温まります。
ヨーグルトやオートミールにトッピングすれば、満足感のある朝食になります。

オートミール
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注意点

シナモンの過剰摂取は、含有成分クマリンによる肝機能への影響が指摘されています。1日あたり小さじ1/2程度を目安にしましょう。妊娠中や授乳中の方、薬を服用中の方は、使用前に医師・薬剤師に相談を。シナモンには「カシア種」と「セイロン種」があり、日常的に使う場合はクマリン含有量の少ないセイロンシナモンがおすすめです。

参考文献

記事監修/亘美玲
管理栄養士。病院栄養士を7年経験後、食品会社で約15年間メディカルサプリメントや機能性表示食品の商品開発責任者として従事。2児の母で、自身の妊娠と出産、離乳食作りの経験から母子栄養の研究を重ね、産前産後ママの栄養サポート、栄養相談、料理教室、レシピ提案、執筆、栄養学講座の活動を行っている。離乳食や調理の基本についてSNSでも発信をしている。

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