カロリー控えめ&疲労回復効果も!具だくさんのおかず豚汁【痩せる和風スープ #8】

 カロリー控えめ&疲労回復効果も!具だくさんのおかず豚汁【痩せる和風スープ #8】
Kazuki Maruo
圓尾和紀
圓尾和紀
2019-11-03

旬の食材、発酵食品…先人たちの知恵や工夫がたっぷり詰まった「和食」は、私たちを健やかな心身に導き、腸内の環境を改善することでスリムな体形も叶えてくれます。食の欧米化が進んだ現代社会で、今こそ昔ながらの「和ごはん」に立ち返りませんか?一汁一菜でなくてもOK!手軽に日常の食卓に取り入れられる和風スープレシピを、管理栄養士の圓尾和紀さんが連載形式で教えてくれます。

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出汁を使わなくても美味しくできる豚汁

日本の汁物の中でも具だくさんの代表といえば豚汁です。大きめに切った根菜類に加えてたんぱく質がとれる豚肉も入り、食べごたえもありますし、栄養バランスも整いやすい一品です。また、豚肉からしっかりしたうま味が出るので、出汁を使わなくても美味しくできる手軽さも嬉しいところです。多めにつくっておいて冷蔵庫に入れて二日目に食べるとまた味わいが深くなって二度美味しいものでもあります。

豚肉は他の牛や鶏には少ないビタミンB1が飛び抜けて多いのが特徴。ビタミンB1は別名"疲労回復のビタミン"とも呼ばれ、体の中の代謝を回して疲れをためない、回復させてくれる働きがあります。さらに、ねぎ類に含まれるアリシンとともにとることでより働きが増しますので、具材にはぜひねぎを入れるようにしましょう。

今回ご紹介するのは…肩ロースを使った「豚汁」

豚汁といえば豚バラ肉を使うレシピが多いですが、脂身が多い部位なのでカロリーが上がってしまうのが気になる方もいると思います。そこで今回は肩ロース肉を使ったレシピをご紹介します。肩ロースはジューシーさも残しながら肉のうま味もしっかり感じられ、カロリーも豚バラより約40%も抑えることができます。具材は少し厚めに切って食べごたえを出すのもポイントです。

材料(二人分)

・豚肩ロース肉 60g
・大根 40g
・にんじん 30g
・里芋 2コ
・長ねぎ 1/4本
・油 小さじ1
・水 300ml
・麦味噌(なければ普通の味噌) 大さじ1と1/2

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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