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「心に効くヨガで、人々が自分を取り戻す場を作りたい」｜長島千比呂さんの転身ストーリー

ヨガジャーナル日本版編集部 2019-03-30

――精神保健福祉士を退職後、ヨガ講師としてどんな一歩を踏み出し、活動の幅を広げていきましたか？

在職中から大好きなインドを訪れ、南インドの伝統的なシヴァラージャヨガと出会い、脈々と受け継がれてきたヨガの叡智に惹かれていました。退職を機に数ヵ月間インドに滞在し、シヴァラージャヨガの指導者資格を取り養成コースのアシスタントティーチャーをしながら学びを深めていきました。帰国後、夫と共に横浜に「クシャナヨガスクール」を設立することに。その動機は、まだヨガスタジオが少なくて習慣的にヨガをする場を作りたかったのと、私自身がフリーランスではなく地に足を付けた働き方をしたかったから。同じワークスタイルを希望するヨガ講師は他にもいると思い、スタジオでは養成コースの卒業生を社員として雇用し、給料や福利厚生を保証してヨガ指導に専念できる環境を用意しました。

その後、都内の会員さんが会社帰りにヨガを受けやすいように、また卒業生の活動の場を広げるために2軒目のスタジオを自由が丘にオープンしました。卒業生の受け皿を作るのも私の責任。奉仕の精神を前職から持ち続け、利益が出たら還元する姿勢を忘れずに行動していたら次の展開につながりました。