「管理職という地位を捨てても、ヨガ講師になりたかった」|仁平美香さんの転身ストーリー

Shoko Matsuhashi

「管理職という地位を捨てても、ヨガ講師になりたかった」|仁平美香さんの転身ストーリー

生徒さんから圧倒的な支持を集め、メディアやイベントでもひっぱりだこのヨガ講師たち。そんな彼らに共通しているのは、「セカンドキャリア」としてヨガ講師を選んでいるということ。彼らの転身までの背景を知ることは、「どうしてヨガ講師として成功できたのか」に結びついているに違いない、そんな思いからスタートした企画。異業種からヨガ講師へ転身した彼らの、決意、行動、思いから、「本当に良いティーチャーとは」という講師の素質にも迫ります。

♯CASE1「事務管理職」からヨガ講師への転身ストーリー

ヨガインストラクターとしてだけでなく女性のためのヨガ協会代表、一般社団法人日本ホリスティックヘルスケア協会理事。女性が健康で快適に生きるためのメソッドとして月経血コントロールヨガ、産後ママのためのメンテナンスヨガなど、幅広い分野で活躍する仁平美香さん。実はヨガ講師になる前は、課長代理という女性管理職だったそう。ヨガ講師に転身して着実に思いを形にしてきた力強い歩み、そして、体に関する知識量に加えて、相手のニーズを読むビジネスセンスからオファーが途絶えない理由を探りました。

――ヨガ講師になる前は、どんな職業をされていたのですか? また、ヨガに出会ったきっかけを教えてください。

「不動産会社の事務職で肩書は課長代理でした。責任ある仕事も増えていき、年上男性への仕事の指示で気疲れはするし、ミスはできない…常にプレッシャーを感じていたと思います。疲れやストレスから、その頃は痛み止めを手放せないほど生理痛やPMS、ひどい肩こりを抱えていました。何か健康にいいことをしよう!と思った時の選択肢の一つがヨガ。格闘技、空手、スポーツジムにも通いましたが、のめり込む性格なのでついやりすぎて疲れてしまう。その点、ヨガは頑張り過ぎず続けられ少しずつ体や心の不調が良くなっていく実感もあり、気が付いたらどんどん好きになっていたんです」

仁平美香
Photo by Shoko Matsuhashi

―課長代理という安定した地位を捨て、ヨガ講師を目指そうと思ったときに不安はなかったですか?

「キャリアチェンジの不安ですか? 不思議となかったです。 ずっと生理痛やPMSに悩んで苦しい日々を過ごしてきたので、ヨガで体と心がゆるみ不調を手放せたのは、私にとって感動的な体験でした。精神的な揺らぎをセルフコントロールでき、仕事で上手くいかなくても以前のように自分を責めなくなったりも。『私と同じように心身の揺らぎに悩む女性は多いはず。この体験をできるだけ多くの人にシェアしたい! それが私の役割なんだ!』と強く感じるようになり、転職を決めました。よりよく生きたいと願うなら変化は不可避、知識量や環境が現状維持だと人は変われません。より魅力的な相手と仕事がしたいなら、自分がステージアップしないと同じ土俵に上がれないとも思っています。そのためには保証された給与や肩書を一度手放してもいいと決め、9年間務めた職場を辞めました。私の持論ですが、好きを仕事にした方が人生ははるかに上手くいく。ヨガ講師になって乗り越えるべき壁はたくさんあったけど、『好き』の延長線上にある辛いことだから頑張れました」

Photos by Shoko Matsuhashi
Text by Ai Kitabayashi

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