不安・心配ごとが多く気持ちが休まらない...|心に効く“ヨガ哲学の処方箋”

 不安・心配ごとが多く気持ちが休まらない...|心に効く“ヨガ哲学の処方箋”
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谷戸 康洋
谷戸 康洋
2019-01-18
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信じることができないと、失ってしまうもの

サンスクリット語で信じることを「シュラッダー」と言い、教えや先生、自分自身に信頼を持つことはとても大事なことと言われます。信じるといっても盲目的に信じ込むわけでなく、疑って、疑問を持って、教えに信頼を持ちます。しかし、信じることができないと、いつまで経っても疑ってしまい、どんな言葉をかけられても全て疑ってしまいます。

信じることができないと、自分のこと、自分を支えている体の生理機能、家族、友達、職場仲間などを、いつも不安・心配になってしまいます。信じることで、自分や他人を見つめることができ、喜ぶことができ、褒めることにも繋がっていきます。相手が大丈夫と思っていることでも、自分が信じられていなくて、不安になり、心配をしていたら、相手は信じられていないということが寂しく思っているかもしれません。

自分の体の機能のことも信じられていないと、外から様々なものを塗ったり、飲んだり、不安を埋めるために、足すことばかりしてしまうと、もともと備わっている機能が低下してしまいます。自分、他人、自然は全て法則の中にあります。

自分にできることは、法則を受け入れ、自分を信じ、瞬間瞬間を大切に、丁寧に過ごすことではないでしょうか?

教えてくれたのは…谷戸康洋先生
器械体操でインターハイ、国体に出場した経験を持つ。2006年、whitebirch yoga groupを設立し、2012年に自身のスタジオ「fika」を山梨県にオープン。全国のイベントやワークショップでも指導を行う。ヨガジャーナル日本版連載「漫画で読むヨガ哲学」を監修。
 

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